副業・複業のジレンマ


自分じゃないといけない理由はなんだろう。


これまでコンサルタントとして色んな方と接してきた中で思うことがあります。
特に副業の人が陥やすいこと。


それが、自分が所属している場所を会社から別なコミュニティに変えただけということ。


なぜ、こういったことが起こるのか。そして、対処はどのようにすればよいのか。
今回はこのような副業のジレンマについて一緒に考えてみたいと思います。


副業のジレンマ


副業をしたい!と思ってどこかで学ぶ。これはぜひやって欲しいと思います。
でも、問題はその次です。


副業をしている方の悩みで多いのが、



  • 自分のやっていることに集客できない

  • 他と差別化できない


といったことです。


実は、



  • 集客できない理由

  • 差別化できない理由


を分解していくと、ある1つの共通点にたどりつきます。


それが、他の人の商品を売っているということです。


たとえば、あなたが誰かのところ(Aさんとしましょう)でコーチングを学んだとします。
そして、その教えてくれたAさんはビジョンを熱く語ります。


「コーチングを通じてこういった人を増やしたい!」と。


そしてそのビジョンに共感あなたは、自分でもコーチングを教えてみたいと思うようになります。


そこでAさんからこんな提案をされます。


▲▲というビジョン達成のために、あなたもも学んだこの講座をあなた自身でもやってみてよ!と


ビジョンに共感し、その気になったあなたは、自分で講座を開催するべく、説明会やセミナーを開催します。


でも、全然人が来ない。
一生懸命頑張っているけれど、



  • いつの間にか熱が冷めてきた

  • 同じことをやっている人もいる

  • そして、その数はどんどん増えていく


そんな中で、こう思うんです。


自分じゃないといけない理由ってどこにあるんだろう。。。と。


働き方を変えない副業は、副業ではない。


さて、あなたはこの話を聞いてみていかがでしたか?


こういったことは、様々な場所で起こっています。
こういった特定のサービスを販売する人を増やすことは、主催者にとっては都合が良いです。


なぜなら、自分のビジョンを勝手に宣伝してくれる人が増えるから。
まあ、簡単にいうと営業マンが増えたということですね。


宣伝するほうも、最初は良いんです。
主催者のビジョンに共感しているので、


自分と同じようにこの講座を受けることで変わる人を増やしたい!


と熱意をもって行動します。


…が、これはあくまでもテンションが上がっている状態なので、そのうちその熱は冷めます。


そして、熱が冷めたときに初めて気付くんです。


え、自分がこれをやる理由ってどこにあるんだろう。


って。


こうなってしまう根本的な理由は、他人の価値観で動いているということです。
ビジョンも主催者のビジョン、扱うサービスも主催者がつくったもの。


これってどこかでみた図式と一緒じゃないですか?


そう、会社です。


副業って起業の一部だと阪井は思っています。
ということは、そもそもビジョンやサービスは自分で独自開発することが必須条件です。
他人のふんどしで相撲を取っているのは、起業でも、副業でもなんでもありません。


それはただの、起業や副業という名を借りて別な会社に属しているだけです。
だから活動しているうちに、「あれ?」って違和感を感じてくるんですね。


これがさらに発展すると、連鎖販売取引、つまりマルチレベルマーケティングになります。(いわゆるネットワークビジネスです)


起業という名を借りた、代理店ビジネス。
一番儲かるのは、、、胴元です。


阪井もネットワークビジネスは長くやっていたのでわかりますが、やっかいなのは



  • 夢を見させる

  • 一定の収入が入る


といったところです。


こういったアメがあることで人間の脳は勘違いを起こし、「自分が使われているだけ」ということに気づかないんです。


でもね、起業って本来「自律」して「自立」するもの。


当事者でいるときって、視野が狭くなってしまうので、周りが見えにくくなります。
これは脳の働きとして仕方ない。
早く目を覚まして欲しいなーとは、いつも思いますけどね(苦笑)


参考までに、「自分が誰かに使われている度チェックリスト」をつくりました。



  1. 肩書きが皆一緒(▲▲認定講師とか、▲▲トレーナーとかです)

  2. ▲▲説明会や、養成講座のように、扱っている内容が皆一緒

  3. 売上の何%を開発者に渡す必要がある


1つでも当てはまったら危険信号です。


あなたはいかがでしたか?


先日のメルマガでも書きましたが、仕事をする目的は



  • 売上を倍にする!

  • ▲件契約を獲得する!


といったことではありません。


これは目的を達成するための手段であり、目標です。


でも、日々忙しくしていると、いつの間にか目的と目標って入れ替わってしまうんですよね。
そして、目的と目標が入れ替わってしまうと、仕事は楽しくなくなってしまいます。


自分は何をしたいのか。
自分の目的はなにか。


あなたも、平成最後の月にぜひもう一度見直してみてくださいね(^^)

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(株)CarpeDiem『起業エンジン』メーカー阪井裕樹
(株)CarpeDiem代表取締役
ValuenceAcademy(バリューエンス・アカデミー)主宰
起業エンジンメーカー
『明日目覚めるのがワクワクする社会の創造』をテーマに<人の可能性を最大化する>事業を展開。
相手の笑顔のシワの1つ1つまで見えるような「距離の近い」事業づくりが目標。
珈琲/イチゴ/エビ好きな旅宿マニア

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