バーチャルウォーターって知っていますか?

おにぎり1個をつくるのに使われる水は何リットル??

いきなりですが、問題です。

手のひらサイズのおにぎりを1個つくるために使われている水は何リットルだと思いますか?

少し考えてみてください。

 

いかがでしょうか。

答えは、270リットルです。

これは例えるなら、一軒家の大きめのお風呂1杯分に相当します。
アパートやマンションのお風呂は大体180から200リットルくらいです。

こう考えると、おにぎり1つのために、いかにたくさんの量の水が使われていることがわかります。

これを専門用語で「バーチャルウォーター」といいます。
目に見えないけれど、確実に使われているこの水によって、私たちはおにぎりを食べることができるんです。

なぜこんな話しをしているかというと、私たちの経験も一緒だからなんですね。

経験=バーチャルウォーター

ノート3冊分の自分史を使ってコンサルをしていると、

  • 自分のウリはこれだと思います!
  • 自分が誰かの役にたてる経験ってこういったことだと思います!

と自己分析をした結果を見せていただくことが多いです。

でもね、これらのほとんどが「主観」でしかないんです。
もっというと、「最近の話しかでてこない」んです。

たとえば、以下の質問にこたえてみてください。

あなたのの人生に強く影響を与えた出来事ってなんですか?

この質問をしたとき、大人になってからの経験(振り返っても大学生以降)を挙げる方が多くいます。

  • 会社や仕事でこんな実績を出しました!
  • こういう出会いがありました!

のように。

確かに、こういったことは人生に影響を与えた出来事の1つかもしれません。
でもね、大人になってから人生に影響を与えた出来事って、先ほどの例でいうと「おにぎり」なんですよね。

本当はその後ろ、見えないところに270リットル以上の「バーチャルウォーター」があります。
この「バーチャルウォーター」が過去の経験です。

「バーチャルウォーター」があるからこそ、おにぎりを握ることができるのに、人の脳は自分の都合の良いようにものごとを見るから、過去のできごとまでわざわざ振り返ろうとはしません。

これを専門用語でスコトーマ(盲点)と言います。

少しヒントを出すと私たちの価値観は3歳から12歳の間に形成されます。
つまり、その後に起こったことは、この3歳から12歳の間に形成された、あなたの「価値観」にヒットしたから、インパクトを与えたように見えているだけで、本当に自分の人生にインパクトを与えた経験は、実は3歳から12歳の間にあるということです。

つまり、

あなたの人生に強く影響を与えた出来事ってなんですか?

と聞かれたときに、3歳から12歳の間までのできごとが1つも入っていなかったとしたら、それは本当の意味であなたの人生にインパクトを与えた経験ではなく、単に価値観に沿って自分が重要だと感じた従属要素でしかないということです。

実は阪井、こんな視点でいつもコンサルしています。笑

でもこういうのって本当自分ではわからないですからね。

先ほどの3歳から12歳まで、、という話も、「それならそこを自分で振り返って見よう!」と思っ手取り組んでみても、自分独りではみつけることはできません。

なぜなら、私たちは「都合の良いよう自らのフィルターを通して世の中をみているから」です。
こういった脳の機能(RAS)があるため、自分では自分の特性に気づくことは不可能。。。
これが、「自分とは?」という問いに簡単に答えることができず、人が迷ってしまう理由です。

だからこそ、一度フラットな視点で自分の過去を徹底的に振り返り、点と点と1本の泉にするってすごく大事なことだと思うんです。

たしかにノート3冊分の自分史を書くのは自分でもできそう!って思ってしまいがちです。
でも、1つだけ言えるのは、ノート3冊分の自分史を書くことで、見える世界が変わるということ。
そしてそこに適切なフィードバックが必要だということ。

書いて、フィードバックを得て初めて自分が納得した『納得解』を得ることができる。
だからこそ私は、色んな方に「ノート3冊分の自分史」を書いて欲しいと思っています。

ということで、今日も最後までお読みいただきありがとうございました!

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(株)CarpeDiem『起業エンジン』メーカー阪井裕樹
(株)CarpeDiem代表取締役
ValuenceAcademy(バリューエンス・アカデミー)主宰
起業エンジンメーカー
『明日目覚めるのがワクワクする社会の創造』をテーマに<人の可能性を最大化する>事業を展開。
相手の笑顔のシワの1つ1つまで見えるような「距離の近い」事業づくりが目標。
珈琲/イチゴ/エビ好きな旅宿マニア

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