「世阿弥」から学ぶビジネスにおける3つの視点
こんにちは。
ひとり起業家のビジネスを、ノート3冊分の自分史を使って揺るぎない自分軸(=起業エンジン)を見つけ「集める」のではなく『集まる存在』に変化させる起業エンジンメーカーの阪井裕樹です。
「世阿弥」ご存じですか?
今日は少しテイストを変えて、「世阿弥」の話をしていきたいと思います。
あなたは、世阿弥はご存じですか? 恐らく、社会の教科書に載っていたという程度でご存じかと思います。
実は阪井も、恥ずかしながら知識としてはそのくらいです。
父親の観阿弥とともに、現代の「能」を大成した方ですね。
では、そんな「世阿弥」をなぜ紹介しようと思ったのか。
それは、世阿弥の残した書籍に、ビジネスをする上で大事な3つの視点について記載があったからです。
世阿弥が遺した3つの視点
世阿弥が遺した「花伝の書」には役者に向けてこう書かれています。
役者は、「我見」「離見」「離見の見」の3つの視点を意識することが大切。
「我見」とは舞台からお客様を見る目。 しっかりみないといけない。
「離見」とは、お客様から自分を見る目。
そして、「離見の見」とは、 それら全体を俯瞰して見ること。
この3つがあってこそ、よい演技ができる。
ビジネスにも必要な視点
「世阿弥」の言葉は、役者に向けて書かれたものですが、これはビジネスにも通じることですよね。
相手をしっかりと見ること。
そして、自分も相手から常に見られているということを意識すること。
さらに、自分と相手を包括して、全体を把握すること。
これは自分のサービスをつくるときももちろん必要ですが、 相手と話をする時にも重要になります。
例えば
- 営業をしている時
- 個別セッションでクロージングをする時
- 普段のセッションをする時
にすごく意識すべきことです。
1回1回が真剣勝負
舞台は、毎回が1発勝負の世界。 私たちも一緒です。
特にコンサルやコーチとして相手の話を聴く、主にセッションをするようなことを仕事にしている人は、毎回毎回が真剣勝負です。
もしかしたら、たまに力が抜けてしまうこともあるかもしれません。
でも、ビジネスは相手という存在があって初めて成り立つものです。
相手をしっかりと見て、そして、相手からも見られている 。
これを意識すると共に、ついつい熱中して主観的になってしまいがちなところを、一歩引いて客観的に見る。
これって、ビジネスをする上でとても大事なことだと思うんです。
ぜひ、改めて意識してみてくださいね。

(株)CarpeDiem代表取締役
ValuenceAcademy(バリューエンス・アカデミー)主宰
起業エンジンメーカー
『明日目覚めるのがワクワクする社会の創造』をテーマに<人の可能性を最大化する>事業を展開。
相手の笑顔のシワの1つ1つまで見えるような「距離の近い」事業づくりが目標。
珈琲/イチゴ/エビ好きな旅宿マニア
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