ピカソから学ぶ、コンサル・コーチの価格設計とは?
こんにちは。
ひとり起業家のビジネスを、ノート3冊分の自分史を使って揺るぎない自分軸(=起業エンジン)を見つけ「集める」のではなく『集まる存在』に変化させる起業エンジンメーカーの阪井裕樹です。
ピカソの有名な話があります。
ある日、ピカソがマーケットを歩いていると、見知らぬ女性が
「ピカソさん、私はあなたの大ファンなんです。この紙に1つ絵を描いてくれませんか?」
ピカソはたった30秒ほどで小さいながらも美しい絵を描き、彼女に渡しながらこう告げました。
「この絵の価格は100万ドルです」
と。 女性は驚き、
「ピカソさん、だってこの絵を書くのに30秒しかかかっていないですよ」
ピカソは笑います。 「30年と30秒ですよ」
引用(TABILABO http://tabi-labo.com/181228/picasso-price/)
コンサル・コーチも同様
コンサル・コーチの提供するサービスってこの話と似ていると思うんですよね。
確かに、コンサル・コーチが提供しているものはわずかな時間とアドバイスかもしれません。
表面的に見ると、
「数時間話すだけで数万円・数十万円」
のように見えるかもしれませんが、その裏にはアドバイスをするための学びの費用と時間、そして経験というコストがかかっています。
それらの沢山のコストをかけているからこそ、単価は高くなるんです。
経験だから、高いんです
コンサル・コーチが提供しているのは形の無い「情報」です。
だから、軽く見られがちですが、その人の『人生の経験値』がお金という単位に変わっていると考えると単価が高いのも納得出来ると思いませんか?
その人の今までの数十年の経験値を切り売りしている訳だから、必然的に価格が高くなるのは当たり前です。
だって、その人の『経験値』に対して値付けをしている訳ですから。
同じ経験値を自分で体験しようと思ったら、膨大な費用と時間、コストが掛かります。
経験を「買う」ということ
コンサル・コーチに仕事をお願いするというのは、「その人の経験」を買うということです。
その人がそれまで培ってきた様々なことをお金を出すことで手に入れる。
そうすることで、結果として時間やお金、経験といったものを節約し、最短で結果に繋がるのです。
これは何もコンサル・コーチに限ったことではありません。
新幹線が他の電車と比べて高い理由も「快適に」、「早く」目的地に着けるからです。
通常東京⇒大阪間は
- 在来線の普通電車だと約9時間費用は8,510円。
- 新幹線だと1万4千円前後で約2時間半。
約5,000円の差で実に7時間近くの節約になります。
新幹線のようにいこう!
費用感は異なりますが、コーチ・コンサルが高い理由もここにあります。
自分でやるのが在来線、しかも途中で線路が無いかもしれない。
コンサル・コーチにお願いするのが新幹線。
のように思って頂けるとわかりやすいかな、と。
確かに受け手にとっては「コンサルを受ける」、「コーチングを受ける」ということは負荷がかかるかもしれません。
でも、裏には膨大な『経験』という何物にも代えがたい資産が隠れていることを分かって欲しいです。
数千円くらいの安価で提供してしまうと、今までの膨大な経験値が数千円の人間というレッテルをはることになってしまいます。
提供側の責任
もちろん、提供側にも、単価を高くするということは、それなりの責任が伴います。
ただ●回セッションやって終わり!
ではなく、きちんと結果に焦点を当てて、自分なりの約束を相手にする必要があります。 受ける側、提供する側ともに、自分に負荷をかけましょう。
自分の今までの経験を安売りする必要なんてこれっぽっちもありません。
それは、今までの自分に対して失礼極まりないです。
今までの自分に胸を張りましょう。
少なくとも、あなたの経験には数百万の価値は必ずありますよ、本当に。
(株)CarpeDiem代表取締役
ValuenceAcademy(バリューエンス・アカデミー)主宰
起業エンジンメーカー
『明日目覚めるのがワクワクする社会の創造』をテーマに<人の可能性を最大化する>事業を展開。
相手の笑顔のシワの1つ1つまで見えるような「距離の近い」事業づくりが目標。
珈琲/イチゴ/エビ好きな旅宿マニア
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