起業初期の人が必ずぶつかる壁とは?自己満足ではないサービスを作る方法
こんにちは。
ひとり起業家のビジネスを、ノート3冊分の自分史を使って揺るぎない自分軸(=起業エンジン)を見つけ「集める」のではなく『集まる存在』に変化させる起業エンジンメーカーの阪井裕樹です。
自分の経験が売れる自信が無い
阪井は自分の経験から売れる価値を見つけ、それをサービス化することをサポートしています。
その中で、コーチやコンサルタント、講師やセラピストといった、自分自身が商品となるサービスをこれから始めようとしたときに、99%の人がぶつかる壁があります。
それは、「自分の経験が売れるか自信が無い・・・」というものです。
99%、いや100%と言ってもいいくらい全員がこの壁にぶつかります。
確かに、自分の今までの経験に値段をつけて、ましてやサービスとして販売するなんて今までやったことないことなので不安になりますよね・・・
自分にとって、自分の経験は『普通』でしか無いわけですから。
自己満サービスをつくっていませんか?
この壁に対して阪井がいつも言うことは 「まず、やってから言ってください、以上!」 です(苦笑)
実際問題、これ以外アドバイスのしようがないんですよね。
なぜなら、そもそも売れるかなんて分からないから。
いくら事前調査を万全にして仮説を万全にしたって、それはあくまでも仮説でしかありません。
事前の準備を万端にするということは、単に「みせかけの安心」を求めているだけなんです。
確かに、やるからには失敗するのは怖いし、安心材料が沢山あれば、それだけうごけ「そう」な気になります。
でも、それはあくまでもうごけ「そう」なだけです。 実際動け「る」ようにはならないんですよね。
一旦、この安心材料を求めるループにハマると安心材料を求めることが目的となり、結果としていつまでたっても自分の頭の中だけでつくりあげた
- 存在しないターゲット像
- 必要とされない自己満足なサービス
ができあがってしまい、いざ行動に移せるようになったときには全然見当違いなサービスとなってしまっている人が非常に多いです。
ちょっとキツい表現ですが、商品・サービスは生ものです。
しかも腐るのが非常に早い生ものです。 熟成したって美味しくなんてなりません。 腐るだけ。
だからこそ、実際に使ってくれる人の目の前に出してみないと
- 価格が適正なのか
- サービス内容は適切か
- そもそも必要とされているのか
売れるかどうかということは実は分からないんです。
自分1人ではなく、実際にそのサービスを使ってくれる「相手という存在」があってはじめて起業活動は成り立つんですね。
私の好きな言葉に
「やらないと失敗することは無いけれど、成功することもない」
ということがあります。
起業して成功したい、誰かの役に立ちたいと思っているのであれば、やりましょう。 やったりましょう!
自信は行動すれば後からついてきます。
誰でも最初は初心者です。 もちろん、阪井も最初は初心者でした。
大事なのは、初心者マークを早く外すこと。 早くそこから抜け出すことです。
壁を突き破るための2つの方法
自分の中での壁を突き破る方法は2つあります。
それは、
- 「モニターを探す」
- 「ツールを使う」
という事です。
「自信が持てない」「行動に移せない」という人はぜひ参考にして下さい。
方法1:モニターを探す
無料でもいいから自分のサービスのモニターをやってくれる人を探すことです。
実際に「相手」という存在をつくってしまって実践しながら自信をつけていくやり方です。
ただ、この「相手」は誰でもいい訳では無くちゃんと自分のペルソナ像に沿った人である必要があります。
無料だったとしても実際に相手に提案するわけですからかなり良い練習になります。
逆に言うと、無料ですら提案出来ないというのに、有料のサービスなんて提案できるはずがありません。
起業において「営業」は必須です。
もちろん、売り込まないような仕組みをつくることは出来ますが、最後の「提案」は避けて通ることは出来ません。
- 提案せずに
- 自分の好きな人が来て
- 自動で収入が沢山入ってくる
こんな上手い仕組みは世の中にはありませんし、これらを謳っているのは必ず何らかのからくりがあります。
第一、このような形で収入を得て成功したとしても楽しくないと思うんですよね。
人間って1人では生きてはいけませんから。
方法2:ツールを使う
どうしても提案が苦手、提案することが出来ないと言う方には、2つめの「ツールを使う」をというのをオススメします。
例えば
- カードを使ったコーチング
- 定型化されたプログラムを教える認定講師
こういったツールをつかうことで大分安心感を得ることが出来ますし、スタートしやすくなります。
ただ、これらのツールや認定講師系で気をつけなければいけないことは、あくまでもそのプログラムは自分のものではなく開発した人のものだということです。
そして、それらを全面に出して活動すると 「●●コーチングの人」「●●協会の人」のように周りから一括りにされてしまう可能性があるということです。
こうなってしまうと、自分の独自性を出すことは非常に難しくなりますし、同時に大きな結果・売上に達することも出来なくなってしまいます。
ツールや認定講師系は、あくまでもその教える側の人が儲かる仕組みだということを理解した上で「ツールとして活用する」というスタンスで臨んだらいいと思います。
まずはインタビューをしよう!
コーチ・コンサル起業初期の人が必ずぶつかる壁の話をしてきましたが、改めて、起業というのはサービスを提供する側と提供される側の需要と供給で成り立っています。
どちらか片方だけでは成り立ちません。
そのため、答えの「元」はあなたの「内」にありますが、 正しい答えはあなたの「外」に存在します。
そこで、まずはインタビューをしてみましょう。
例えばお茶をしながら雑談でもいいです。
ちょっとお酒飲みながらでも良いと思います。
とにかく自分1人だけで考えて、自分の考えに固執するのでは無く、話をし、意見を貰う。
ここから始めてみてください。

(株)CarpeDiem代表取締役
ValuenceAcademy(バリューエンス・アカデミー)主宰
起業エンジンメーカー
『明日目覚めるのがワクワクする社会の創造』をテーマに<人の可能性を最大化する>事業を展開。
相手の笑顔のシワの1つ1つまで見えるような「距離の近い」事業づくりが目標。
珈琲/イチゴ/エビ好きな旅宿マニア
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