「ノート3冊分の自分史」の効果をわかりやすく3つにまとめます
こんにちは。
ひとり起業家のビジネスを、ノート3冊分の自分史を使って揺るぎない自分軸(=起業エンジン)を見つけ「集める」のではなく『集まる存在』に変化させる起業エンジンメーカーの阪井裕樹です。
私の提供しているコンサルティングや起業塾では、まずは全員「ノート3冊分の自分史」を書いて頂いています。
最近は自分史について問い合わせを頂く機会も増えてきましたので、改めて自分史についてこれから数回に分けて書いていきたいと思います。
今回は、自分史って何?というところから、自分史を書くことで得られる効果について解説していきますね。
自分史とは?
自分史とは、自身の自己理解を深めるためにノートに手書きで書く、自分の今までの経験や知識を全て詰め込んだノートのことです。人に言えない「あんなこと」や「こんなこと」まで記入した、世界で唯一のノートのことを自分史と言います。
巷でよくある自己分析とは異なり、自分を特定の何タイプのように分類することはしません。
ノート3冊分記入したこれまでの自分自身を映し出した自分史を元に、自ら書き出したキーワードを見つけていくことで、自分の価値観や行動特性、ミッションを見つけ出していきます。
確かに●●タイプのように分類できれば、自分の特徴が素早く出てきて納得することも多いかもしれませんが、それはあくまでも自分が何タイプかという前提条件が入った状態での話です。
「自分は●●タイプである」という一種の先入観が入った状態で診断結果を見るため、本当にそうなのかという正しい判断が出来ません。
人間はひとりひとり異なるため、そんな簡単に●●タイプのように分けることは本来であれば出来ませんから。
自分史を書くことで得られるベネフィット
私は自分史を使って見出したその人のMissionを元にビジネスをつくっていく専門家です。
勿論マーケティングの専門家でもありますので、ブログ集客やfacebook集客、ターゲティングやポジショニングといったことも専門ですが、実は自分史を元にして自分のビジネスをつくっていくときは、これらのノウハウは最初から取り組む必要はないんです。
それらのノウハウは、実はおまけでしかありません。
実際、自分史から価値観、Missionを見つけ出すと、その人本来のなりたい理想の未来が見えるようになり、併せてそこにたどり着くためのプロセスがわかるようになります。自分で考えて行動出来るようになるため、ワクワクして行動が止まらなくなります。結果として、自分のやりたいことや目指していることを自然と発信できるようになり、その発信内容に共感した方が自分の周りに集まってくる状態をつくることが出来ます。
この状態を私は『起業エンジン』を搭載していると呼んでいます。
実際、起業エンジンが見つかると、以下のような効果が期待できます。
- 独立系コンサルタントが、3ヶ月で数百万円の年間契約成立
- ゼロスタートのダブルワークサラリーマンが、月商7桁&法人契約&大手出版社から出版決定
- 美容の副業をしている方が、ミスユニバースのトレーナーとの仕事が決定
- ビジネスプランも無い状態での提案にも関わらず45万円の契約成立
- 3ヶ月で30万円の売上達成
- ゼロスタートにも関わらず、いきなり法人契約獲得
これらはほんの一部でしかありません。
しかし、これらの実績を出された皆さんに共通しているのは、皆自分史を書くことで揺るぎないMissionを見つけ、行動が止まらない状態になったということです。
自分史を書くことで得ることができる、具体的なベネフットは以下の3点です。
ベネフィット1:自己理解が深まる。
スティーブン・R・コヴィー博士の著書「7つの習慣」にはこう書かれています。
成功をテーマにした書籍を200年さかのぼって調べていくうちに、はっきりとしたパターンが見えてきた。最近の50年間に出された「成功に関する文献」はどれも表面的なのだ。それでは、私たち夫婦が息子のことで感じていた痛み、私自身がこれまでに経験してきた痛み、仕事で接してきた多くの人たちの痛みには、まるで効きそうにない。そこに書かれているのは社交的なイメージのつくり方やその場しのぎのテクニックばかりだ。痛みに鎮痛剤や絆創膏で応急処置を施せば、たしかに痛みは消える。問題は解決したかにみえるかもしれないが、根本にある慢性的な原因をほったらかしにしていたら、いずれ化膿して再発することになる。
スティーブン・R・コヴィー (2016). 完訳7つの習慣(特装版) 人格主義の回復 キングベアー出版
コヴィー博士は、これらのテクニックやスキルによる成功へのアプローチを個性主義と呼び、誠意、謙虚、誠実、勇気、正義、忍耐、勤勉、質素、節制、黄金律など、人間の内面にある人格的なことによる成功へのアプローチを人格主義と定義しています。
そして、私たちは世界を見るとき、世界をあるがままに見ているのでは無く、私たちのあるがままの世界を見ているとも述べています。客観的ではなく主観的にものごとをみているということですね。
ということは、自分がどのように世界をみているのかということを知るためには、自分の世界を知り、個性主義ではなく人格主義でのアプローチが必要となってきます。
つまり、人格主義でアプローチをするためには、自分自身をよく理解しないといけないということです。
そのために最適なのが自分史なんですね。
- 自分はどういう人間なのか
- どのような人格を持っているのか
- どのようなことが価値観を持っているのか
このようなことを自分史を通じて明らかにしていくことで、「自分とは?」という問いに答えることが出来るようになります。
ベネフィット2:自分のミッションが分かる。
自分史を通じて自己理解が深まると、自分がこの人生80年を通じて何を成し遂げたいのかということも次第に分かってくるようになります。つまり、あなたが進むべきゴールが明確になるのです。
人間は本来であれば主体的な生き物です。自分のことを良く理解し、自分がすべきことを行っていきます。
でも、成長するにつれ環境や人間関係といった外部的要因により、主体的な状態から反応的な状態に変わっていきます。
いつの間にか自分という存在を忘れてしまう。
だからこそ、自分を徹底的に振り返り、自分の価値観や行動習慣を見つけていくことで自分のミッションを見つけることが必要です。
ミッションを見つけることで、外部環境に左右されない主体的な自分に戻ることができます。
そのために必要なのが自分史です。
ベネフィット3:行動プロセスが自然と分かるようになる。
自己理解が深まり、自分のMissionが明らかになってくると、それにともなってMissionを達成するために何をすればいいのかという行動プロセスが分かってきます。
それが起業という形になる方もいれば、会社にいたほうが成し遂げることが出来るという結論に達する方もいます。
そのため、実は自分史を書き終えると、それまでは「起業したい」と言っていた方が、「私の進むべき方向は起業では無い」と変わることも普通にあります。
起業、特にコーチやコンサルトいった人に教えることを仕事にしたい方の場合は、Missionが明らかになるとMission達成のために必要な、たとえばセミナーやブログ、メルマガといったことも「やる理由」がはっきりするため、継続することが出来ます。
Missionが無い状態で「facebook1日3投稿して友達増やせば上手くいくよ」なんて言われてやっていては、出来ないのは当たり前です。
手段をゴールにしてしまっていますから。
「なぜfacebookを1日3投稿する必要があるのか」→「それは自分のMission達成のためだから」のように、自分の中でやる理由が自分の中で腑に落ちていなければ人は動くことは出来ません。
自分史を書くことで、MisssionとMission達成のための行動プロセスが明らかとなり、動きたくてウズウズする状態になることができます。
これが『起業エンジン』なのです。
まとめ
ここまで、自分史を書くことであなたが得ることができる3つのベネフィットについて書いて来ました。
自分史は起業する、しないに関わらず、全ての方に効果的です。
たとえば、就職や転職活動をするときにも、自分史を書いて自己理解を深め、自分のMissionと行動プロセスが分かっていれば、どの起業に就職・転職すべきなのかがわかりますし、面接やエントリーシートでもいわゆる「お願いします」という自分を企業に合わせる必要が無くなります。
全ての方に自分史が届いて、それぞのMissionが明らかとなり、主体的に動くことが出来る人が増えれば、こんなに嬉しいことはありません。
より詳しい自分史の書き方や、自分史を元にした起業エンジンメソッドについては、このブログの下部にあるメールマガジンでお伝えしています。
興味のある方は、ぜひご登録ください。

(株)CarpeDiem代表取締役
ValuenceAcademy(バリューエンス・アカデミー)主宰
起業エンジンメーカー
『明日目覚めるのがワクワクする社会の創造』をテーマに<人の可能性を最大化する>事業を展開。
相手の笑顔のシワの1つ1つまで見えるような「距離の近い」事業づくりが目標。
珈琲/イチゴ/エビ好きな旅宿マニア
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