起業したい人はこれを読め!起業して失敗しないための8つのポイント

こんにちは、ノート3冊分の自分史を通じて揺るぎない自分軸を見つけ出し、【集客しない×高単価】での起業をサポートする『起業エンジン』メーカーの阪井裕樹です。

コーチやコンサルに限らず、1人で起業される方が増えています。
かく言う私も、個人で起業し3年間の副業(ダブルワーク)生活を経て個人事業主として独立したわけですが、今回はそんな個人で起業する人が自分の取り組むべき事業分野を選ぶ際に必ずチェックしておきたいポイントを、全部で8つのチェックポイントにまとめました。

私たちは選ぶのに迷っている

今、個人で起業する人が増えています。
起業というと以前は特別なイメージがありましたが、今では会社に勤めながら起業をする人も増え、それに併せて様々な起業・独立ノウハウが氾濫しています。

以前であれば、会社を興したりフランチャイズで脱サラというのが一般的でしたが、今はアフィリエイトや転売といったツール関係から、料理教室やコーチ・コンサルタントといった自分の得意分野を活かした形まで、実に様々な形での起業を選択することができるようになりました。

まさに情報過多な時代。

逆にそんな「選び放題」な状態だからこそ、自分に適切な分野を選ぶのが逆に難しいという状態に陥っています。
情報過多な時代だからこそ、自分の強みを充分に活かさずに「ノウハウで起業」してしまい、結果として本来であれば自分には不向きな分野で起業し、思ったような成果に繋がっていない人が多いのが現状です。

では、個人で起業する場合、どのような分野を選択し、どのようなことにきをつけるべきなのでしょうか。

今回はそんな個人で起業する人が自分の起業分野、事業内容を決める際に気を付けておきたいことをまずは3つご紹介します。

主導権を握ることができるか

個人で起業するときには、「事業における主導権を握っているか」が事業成功のカギとなります。
主導権とは、その事業において「方針・利益・設計」等全ての分野において責任が全部自分にある、という状態のこと。

例えば、アフィリエイトはプログラムを作る人がいて、自分のブログ等で宣伝をする代わりに手数料をもらう仕組みです。
やり方もマニュアル化されているため簡単に取り組むことができますが、その分1つの成果としては小さい。
もし成果を大きくしようと思ったら数をこなさないといけません。

一方、主導権を握っている事業は、0から自分で構築していく必要があります。
その分時間もかかりますし、マニュアルも無いため成果の保証はありません。
ただ、利益やビジネス設計等全て自分でコントロールすることができるため、大きな成果に繋がります。
先ほど紹介したアフィリエイトで言うならば、アフィリエイターではなく、プログラムをつくっている人が結果として一番儲けが出るということですね。
事業の主導権 短期的なスパンで物事を考えては独立は視野に入りませんし、長期的なスパンだけで物事を考えても「いざ」というときに対処できませんから。

どちらが優れているというものではありませんが、長い目で見ると主導権を握るということはイコール自分の資産となるいうことです。
そのため、こと副業スタートで起業するということであれば、この2つをバランス良く取り入れるのがベストです。 そして徐々に主導権を握る事業にシフトしていくことが必要です。

コストがかからないか

副業スタートの人は、初期費用がかかるビジネス(フランチャイズ等)に手を出してはいけません。
なぜなら、副業である以上「時間」という絶対的な資産にロックがかかっている状態で活動しなければいけないため、どうしても活動出来る時間に制限があります。
そのため初期費用の回収まで時間がかりますし、ましてや回収の見込みが会社の残業等の外部要因によって左右されてしまうからです。

但し、「資産となること」に対してはお金を使うことを惜しむ必要はありません。
例えば、本を読んだりセミナーに参加したりといった、自分の知識と経験となるようなものには積極的にお金を使うべきです。
そうやって経験や知識を蓄え、それらを自分の中で消化し自分のものにすることが出来たとき、それはあなたの「独自性」となるからです。

独自市場を構築できるか

個人で起業して成功するということは、即ちいかに自分自身の独占市場が構築出来るかに成否がかかっていると言っても過言ではありません。
特にコーチやコンサルタント、講師といった自分自身が商品の場合、既に先駆者と言われる圧倒的な売上を誇る方々がいる状況です。

いわば超レッドオーシャン。(レッドオーシャンの解説はコチラをクリック)

そのような状況にスタート時点から晒されているのに、真っ向から勝負を挑んだとしても勝敗は目に見えています。
後発者である私達は、先駆者の方々とは真っ向勝負をせずに、勝負をしない独自の市場をつくるべきです。

あなたの独自市場の見つけ方

商品設計 独自市場を見つけるには、「先駆者がカバー出来ていないところ」を見つけることがポイントです。
あなたが「残念」に思うということは、先駆者のサービスを受けている、もしくは受けようとしている方の中にも同じような感想を持つ人がいるということだからです。

具体的には、あなたと同じ(似たような)サービスを提供している人のホームページやブログ、セミナー等を徹底的にチェックし、そのサービスの「残念なところ」をリストアップします。

その残念なところを元に、更に「自分だったらこうするのに」ということをノートに書き出していきます。

書き出した後は、実際にそれらをサービスとして既に他者が行っていないかをGoogleを使って調べていきます。
既に他者が類似サービスを行っていたとするならば、そこでもう一度「自分ならこうするのに」という部分を探す。

そして、複数の「自分ならこうするのに」を組み合わせることで、あなたの独自市場は構築されていきます。

そうやって既に大きなマーケットが有る中で、自分の得意分野を活かすことができるニッチな部分はどこか。
これがあなたの独自市場を見つけるポイントです。

独自市場。
一見すると見つけることは難しそうですが、大事なのはセンスでも何でもなく、意外と「根気」だったりします。

個人で起業する人が必ずチェックしておきたい8つのこと

ここまで個人で起業する人が起業分野・事業内容を決めるときに気をつけておきたいポイントと、独自市場の見つけ方をお伝えしましたが、ここからはその後の話をお伝えしていきます。

起業分野・事業内容を決めた後は、その分野でNo1を取るためにやらなければいけないことが沢山あります。

やらなければいけないことを図にまとめてみたので、チェックしてみてください。
※各項目の詳細は、今回は書ききれないので改めてブログ記事にします。 ひとり起業

自己理解

まず最初にしなければいけないことが、「自分自身のことを理解する」ということです。

これは先述した独自市場を築く際、そして後述するミッションやUSP、MSPといった「あなたの独自性」を見つけるために必要なものを決定するためも必要不可欠なものとなります。
自分自身のことを理解するためには、徹底的に自分の過去、現在、そして目指している未来を振り返り、それを文字に書き起こすことが必須となります。

ミッション&ビジョン

自己対話を通じて自分自身のことを理解できるようになった後は、それをきちんと言葉にまとめる必要があります。

Valuence Academy(バリューエンス・アカデミー)では自分自身のビジネスにおける指針を大きくわけて価値観、ミッション、ビリーフ、USP、MSPに分けています。

価値観

価値観が全ての基本であり、その上に自分の使命であるミッション
その上に現在の事業分野における使命であるビリーフ
その更に上に顧客との約束であるUSP、そして自分自身が目指している未来を表すMSPが来ます。

全ては価値観をもとに出来ており、例えばUSPにピンと来ないのであればビリーフに戻って修正する。
ビリーフに納得できないのであればミッションに戻るというように、上に乗っているものに違和感を感じた際は、下の段にあるものに戻って修正をすることで、より強固な自分の理念が完成します。

ちなみにValuence Academyでは、価値観とは「経験から来る好き嫌い」と定義しています。

セルフマネジメント

自分自身の理念の方向性が見えてきたら、次にすべきことはセルフマネジメントです。

副業(ダブルワーク)におけるセルフマネジメントとは、会社バレ対策、タイムマネジメント、体調管理、メンタル管理と多岐にわたります。

副業(ダブルワーク)は本当に時間がありませんし、体力勝負となります。
制限のある中で実行しなければいけないからこそ、きちんと自分自身をマネジメントする能力が求められるのです。

パーソナルブランディング

個人で起業をすると、サービスの宣伝や集客も全て自分で施策を打たなければなりません。

宣伝方法は、大きく分けるとリアルでの宣伝オンラインでの宣伝に分けることが出来ます。

リアルでの広告は、例えば異業種交流会やイベントに参加してみたり、自分でイベントを主催したりといったことが当てはまります。
face to faceで人脈を増やしていく方法ですね。

ちなみに私は異業種交流会があまり好きではないので、リアルでの宣伝は自分でイベントを主催して主催者ポジションを獲得してしまいます。
主催者ポジションを獲得するほうが、自分のターゲットに合った方を集客出来ますし、何よりこの記事の最初に言った主導権を握ることが出来るということが大きなメリットだからです。

リアルでの宣伝に対して、もう一つの宣伝方法がインターネットを使ったWebでの宣伝、集客です。
Facebook広告やリスティング広告のようなのものから、コンテンツを量産してSEO効果を狙ってくものまで実に様々です。

更に自分のサービスを効果的に見せるためにキャッチコピーや肩書きを決めたり、ブログやSNS、メルマガなども使いながらあなたの影響力を拡大していきます。

マーケティング・集客

個人で事業をする時、特にコーチやコンサルといった無形サービスを扱う時には、マーケティングファネルと呼ばれるビジネスの仕組みを持って置くことは必須です。

最近多いのは逆三角形の漏斗型マーケティングファネルですね。
ちなみに、阪井が使っているのはこんなやつです。(ちなみに、表には出せないのですが、これを更に進化させたものを実際には使っています)

マーケティングファネル

このように、自分のビジネスの仕組みを知っておけば、それぞれの段階での数値を算出することができます。

たとえば、ブログの読者数は何名で、そのうちメルマガ登録が何名。さらにメルマガ読者のうち何名がセミナーに参加して、何名が成約したか等。
数字を把握することが出来れば、必然的にどこが課題でどこを改善すればいいのかが分かります。

ビジネスモデル

兵庫県立大学教授の川上昌直さんは、ビジネスモデル「顧客に満足を与え、企業に利益をもたらす仕組み」と定義されています。
そして、ビジネスモデルの「型」をハイブリッドフレームと名付け、以下のように図式化されています。

ビジネスモデル参考:「ビジネスモデル」を理解しよう(ダイヤモンド社 書籍オンラインより抜粋)

コーチやコンサルタント、講師で起業・独立する時も同じです。
自分のビジネスモデルをどのような形、仕組みでつくっていくのかを決める必要があります。
特に自分自身をサービス・商品化する際には、一度契約して終わり!のようなフロー型ではなく、継続して何度も契約してもらえるストック型を前提として構築していく必要があります。

具体的には、前述したマーケティングファネルにストック型を組み込むことで解消できます。
ビジネスモデルについては、また改めて書きます。

ちなみにビジネスモデルについては、川上先生のこの本がわかりやすいので、ぜひ読んでみてください。

既存顧客対応

先ほどのフローとストックの話にも通じてくるのですが、ビジネスモデル・マーケティングファネル構築においては、一度自分のサービスを購入してくれた方(=既存顧客)により単価の高いものを購入してもらったり(アップセル)他の商品を買ってもらう(クロスセル)ことによって、顧客1人あたりの購入金額を引き上げる施策を行います。(LTV=ライフタイムバリュー)

既存顧客は既に一度あなたのサービスを購入していますので、お金を出すということに対しての心理的ハードルが下がります。
そのため、新規顧客を常に集めるより限りなく低コストで売上を出すことが出来るようになります。

コーチやコンサルタント、講師においては一度自分のサービスを買ってもらって終わり!という人多いですが、それではあまりにも勿体ない。

せっかく自分のサービスを信頼して購入してくれた既存顧客のために、次に自分はなにが出来るのか。
それを考えて実行すると、結果として売上が最大化されます。

コミュニティ・人脈は副業の時こそ絞るべし!

副業やダブルワークをしている人の中には、自分をアピールするために多くのコミュニティに属したり、異業種交流会に参加したりする方がいます。
でも、そこから実際に仕事に繋がったり、良い関係を築くことが出来ている人ってほんの僅かだったりします。

このようなコミュニティ・異業種交流会は、数をこなすのではなく、それに参加目的と自分の提供できる強みがなければ効果を発揮しません。
やみくもに出ればいいというものはありません。
まずは自分がどういう人間で、なにを求めていて、それに最適な場所はどこなのか。

このようなことを理解した上で参加しましょう。

阪井の場合は、基本的にWEBで全て完結するのと、大人数の場所が苦手なので、参加する場所はかなり絞っています。
しかしそれでも、そこから仕事に繋がったり新しい情報を得ることが出来たりするので、活用次第です。

ちなみに阪井が最初に異業種交流会に行った時の記事がこちら。

初めて異業種交流会に行った結果→そこは魔界の入口でしたww

まとめ

ここまで、個人で起業するときにチェックしておきたい項目について説明してきました。

正直、これらのことを1つ1つやっていこうとすると、どうしても時間がかかります。
阪井の場合は3年。
ただ、これは全て自分で思考錯誤をしながらやってきた結果なので時間がかかりましたが、これからスタートする方には独立までは2年ペースでと話をしています。

1年目で基礎をつくる。自分と向き合い、WEBやリアルでの自分の影響力を高めることに専念する。
そして2年目で一気に加速させる。

このようなステップを踏めば、独立するときも安心してスタートすることが出来ます。

焦る必要はありません。
独立はゴールではなく、スタートなのですから。

ということで、長くなりましたが今日は以上です。
最後までお読み頂きありがとうございました!

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詳細・登録は以下よりどうぞ
(株)CarpeDiem『起業エンジン』メーカー阪井裕樹
(株)CarpeDiem代表取締役
ValuenceAcademy(バリューエンス・アカデミー)主宰
起業エンジンメーカー
『明日目覚めるのがワクワクする社会の創造』をテーマに<人の可能性を最大化する>事業を展開。
相手の笑顔のシワの1つ1つまで見えるような「距離の近い」事業づくりが目標。
珈琲/イチゴ/エビ好きな旅宿マニア

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