副業(コーチ・コンサル)で独立したい人のための負けないビジネスの作り方
こんにちは、【少人数集客×高単価】専門起業コンサルタントの阪井裕樹です。
サラリーマンからダブルワークで起業した、もしくは独立したけれど思ったような成果に繋がっていないコンサルタントやコーチの方がうまくいっていない方の原因の一つに、「数をこなすビジネス」をしてしまっているということがあります。
一方、数をこなさずともしっかりと売上に繋げている方もいらっしゃいます。
その違いは何なのか。
今日はそんな「数をこなすビジネス」と「数をこなさないビジネス」の違いについて考えていきたいと思います。
ダブルワークで数をこなしてしまう人の思考パターン
まずは、コンサルタントやコーチ等、自分自身が商品であるビジネスモデルをダブルワークで行っている方が抱えているダブルワーカー特有の制限を挙げてみましょう。
- 時間の問題
- お金の問題(売れない)
- 人脈の問題
時間の問題
会社でフルタイムで働いていると、どうしても1日のうち1/3以上は会社で過ごすことになります。
そしてそれ以外にも睡眠の時間や食事の時間等、生きていくために私たちがしなければいけないことを除くと、1日あたり使うことができる時間は2時間〜4時間くらいでしょうか。
もし、このくらいの時間も確保出来ない!と思っている方は、まずは時間確保について学んでください。
阪井も毎日12時間以上会社で働き(就業時間中は携帯NG)、さらに通勤往復3時間という生活を送っていますが、毎日最低2時間は作業時間は確保できています。
このあたりの時間の使い方については、また改めて記事にするとして。
ダブルワーカーは、既に独立し自分のビジネスを本業にしている方から比べると、圧倒的に使える時間が限られてきます。
だからこそ、ダブルワーカーは時間の使い方が勝敗を分ける!と言っても過言ではないくらい、時間の使い方には超シビアにならなければいけません。
7つの習慣でいう、第二領域をいかに増やし、取り組むことができるかが勝敗を分けます。
お金の問題
ダブルワーカーは給料+自分のビジネスの収入という形で毎月の収入を得ていきます。
あなたがご自身の収入をアップさせていきたいと考えているとしましょう。
その場合、サラリーマンのほうで収入をアップさせたければ、答えはただ一つ。残業するしか方法はありません。
勿論外資で働いている方は実績を上げるという方法もありますが、実績を上げれば上げるほど結果としてそちらに割く時間も増やさなければいけないため、結局は労働時間が増えていきます。
残業代で収入をアップさせるといっても、金額はたかが知れていますし、会社によってはもらえるかも怪しいので(笑)、これに頼るのはNGです。
では、自分の事業で収入をアップさせればいいのかというと、そうは簡単にはいかないのが現実です。
先ほど述べたように、ダブルワーカーは本当に時間がない。
時間がないため、どうしてもマルチタスクを同時にこなさなければいけないのはダブルワーカーの宿命。
タスクに忙殺され、事業をまわすことが出来なくなる。
会社やプライベートのほうにも影響が出始める。
全て中途半端になってしまい、毎月数万円程度の収入しか得ることが出来ない。
その結果、会社からの収入に頼らないと生活していけないといった事態になっているダブルワーカーがほとんどです。
人脈の問題
更に人脈については、1日のうちのほとんどを会社内で過ごすため、どうしても社内での人間関係しか構築出来なくなってしまいます。
本来であれば社外の人間関係こそ大事であるはずなのに、それを構築することが出来ない。
これはかなりのストレスです。
このような様々な制限事項がある中で自分のビジネスを構築していかなければいけないという、超ドM的なアプローチをしていかなければいけないのがダブルワークです。
ダブルワーカーの収入の典型的パターン
そんな過酷な状況の中で、例えばあなたがセミナーを開催して月30万円以上の売上を上げようと思った場合、参加費3,000円でセミナーを開催すると考えると、
▼月1回開催の場合
3,000円 × 100名 = 30万円(経費を考慮せず)
▼月4回開催の場合
3,000円 × 25名 × 4回 = 30万円(経費を考慮せず)
というような構図になります。
この状況、いかに辛いか想像いただけると思います。
1日2時間ほどしか時間がとれないのに、100名も集客しないといけない。
しかもセミナーの場合だと、
- 会場手配
- 告知文
- スライド作成
- コンテンツ作成
- 事前の自分自身に対する見込み客からの信頼獲得
といった集客以外にもやらなければいけないことが山ほどあります。
これは極端な例ですが、多くのダブルワーカーが一見すると華々しく見えるこのような低単価で数をこなすビジネスに手を出してしまい、文字通り心を無くしてサラリーマン以上に忙しいという状況に陥ってしまいます。
ダブルワーカーは「低単価×数をこなす」ビジネスには手を出すな!
このように、数十名単位のセミナー集客をダブルワークで実行し、そこで収益を上げよう、上げ続けようとすることは、かなり無謀なチャレンジです。
これでは結果が出ないのは目に見えていますし、こういった数をこなすビジネスを教えている講師やコンサルタントは、ダブルワーク特有の状況を全く理解していません。
某トレーニングジム風に言うと結果にダブルワークから本業へステップアップさせることに対してコミットしていないということです。
しかもそういった安い&数をこなすビジネスモデルを提案する人に限って、バックエンド(本命商品)は数十万単位の高い商品売りつけたりしますからね。
自分はセミナーでは収益を上げ続けることは難しいことを知っているのに、これから始めようとする人には「セミナー講師になればこんなに有名になり、収益もアップするよ!」みたいなことを平気で言います。
セミナー講師の矛盾
確かにセミナー講師は華やかそうに見えるし、有名になりたい!と思うこれからダブルワークを始めたり独立したばかりの人にとっては魅力で気に映るかもしれませんが、矛盾だらけです。
私の経験から言うと、ダブルワーク中は絶対にこのような【低単価×数をこなさないといけない】ビジネスはやるべきではありません。
ただ自分が疲弊するだけで生気を吸い取られるだけですから。
では、どのようなビジネスモデルを展開すべきなのか。
答えは簡単、【集客しない×高単価】なビジネスモデルをつくればいいんです。
とはいえ、【集客しない×高単価】なビジネスモデルは一人で出来るものではありません。
自分のコンテンツの中のどの部分に価値が眠っているのかを見極め、それに対して他社が提供できない価値を付与し、独自のポジションを作り上げることが必要です。
そう聞くとなんだか難しそうですよね(笑)
ちなみに高単価商品の設計については私のe-bookに書いてありますので参考にしてみてください。
ここからははどうして【集客しない×高単価】なビジネスモデルを作るべきなのか、そのメリットについてお伝えします。
ダブルワークをしている人が【集客しない×高単価】なビジネスモデルをつくるべき3つの理由
「集客しない×高単価」なビジネスモデルをつくることができると、実は下記のようなことが起こります。
- 自分のコンテンツを磨くことが出来る
- 稼いだ金額は全額自分の血肉に使うことが出来る
- 自分より高いステージにいる人と繋がることが出来る
自分のコンテンツを磨くことができる。
「集客しない×高単価」なビジネスモデルをつくることへのメリット、1つめは「自分のコンテンツ作りに集中できる」ということです。
私はコンサルタントやコーチ、講師といったいわば形の無いものを商品として扱う人専門のコンサルタントです。
形が無いものを扱うということはつまり、自分自身の今までの経験や知識のみで勝負するということです。
ということは、常に学び続けて新しい知識や経験を身に着け続ける必要があります。
これはコーチやコンサルといった知識差をビジネスにする方にとっては宿命です。
そんな状況であるのに、自分の専門外のこと、例えば「人脈拡大のための異業種交流会に参加する」とか「Webからの集客のために本を読んで学ぶ」といったことに時間をとられてしまっていると、本来磨くべきものに時間や労力を割くことが出来ず、結果としてあなたの商品が売れなくなってしまいます。
時間が無いダブルワーカーは、限られた時間を有効活用しないといけないため、尚更「自分の時間をどこに使うのか」を意識する必要があります。
まずは自分のコア業務に集中する、そのために「集客しない×高単価」なビジネスモデルは必須です。
稼いだ金額は全額自分の血肉に使うことができる。
私が考える、ダブルワークで「集客しない×高単価」なビジネスモデルをつくることの最大のメリットはこれです。
生きていくため必要な費用はサラリーマンの給料で得ることができるため、自分で稼いだお金は全額自分のコンテンツを磨くために使うことができます。
これは独立してからでは出来ません。
独立すると、稼いだお金は生活費にもなりますし、自己投資にも使う必要がありますから。
この独立してからの最大の懸念事項である「お金」の部分をダブルワークをすることで解決出来ます。
しかも「集客しない×高単価」なビジネスモデルを持つと、自分のコンテンツを磨くためや、必要なものを購入するための費用に使うことができる金額も大きくなります。
そうなると一気に成長は加速しますので、ますますあなたの単価は上がります。
また集客しなくとも相手からお願いされるビジネスを作ることができるようになります。
自分より高いステージにいる人と付き合うことができる。
経営コンサルタントの大前研一さんは、
人間が変わる方法は3つしかない。
ひとつ目は時間配分を変えること。
ふたつ目は住む場所を変えること。
みっつ目は付き合う人を変えること。
とおっしゃっています。
「集客しない×高単価」なビジネスモデルにおいては、先述した通り自分で稼いだ金額は全て自分の血肉とすることが出来ます。
そのため、起業家や経営者が集まるようなコミュニティにも参加することが出来るようになり、それまでは自分の周りがサラリーマンだけだったのが、次第に経営者や起業家ばかり、といったことも起こります。
実際私がダブルワークから独立の目途が立つところまでこれたのは、こういった自分の付き合う人を意識的に変えていったからです。
自分の目指しているところに既にいる人たちと付き合うことで、最初は居心地が悪いですがその状況に慣れた時、あなたのステージは変わっています。
そのためには、雑務に追われないように意識的に時間をコントロールし、そのための資金も確保して必要なところに集中的に投下したからです。
こういったことが出来るようになるためには、やはり「集客しない×高単価」なビジネスモデルが必須なんですね。
まとめ
ダブルワークは【安定】から【不安定】を目指すという、かなり矛盾した状況を突き進まなければいけない人種です。
だからこそ、やりがいもありますし、独立する際には「ダブルワークでここまでやったんだから」と自信にもなります。
ダブルワークを経て、事前準備をしっかりと行うことで、独立後の事業の継続率も高まります。
コーチ・コンサルといった職業は、クライアントがいる立場です。
その人たちを裏切らないためにも倒れる訳にはいきません。
そのためには、独立後倒れないための事前準備をしっかりと行っていくべきだと、私は思います。
ここまで、ダブルワークをしている人が「集客しない×高単価」なビジネスモデルを持つべき理由についてお伝えしてきました。
実際のやり方については、私のe-bookに詳しく書いてありますので、そちらをお読み頂ければと思います。
このe-bookは、サラリーマン向けに書いているのですが、最近は既に独立された個人事業主の方にも多くお読み頂いています。
個人事業主の方にも「集客しない×高単価」なビジネスモデルは必須です。
ぜひこのブログも含めて参考になれば幸いです。
今日の企業家から起業家への1アクション
数をこなすビジネスから脱出し、【集客しない×高単価】なビジネスモデルを手に入れるために、まずは自分の棚卸しを行う。
では、また!

(株)CarpeDiem代表取締役
ValuenceAcademy(バリューエンス・アカデミー)主宰
起業エンジンメーカー
『明日目覚めるのがワクワクする社会の創造』をテーマに<人の可能性を最大化する>事業を展開。
相手の笑顔のシワの1つ1つまで見えるような「距離の近い」事業づくりが目標。
珈琲/イチゴ/エビ好きな旅宿マニア
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