初めてペルソナマーケティングをする人が設定するべき12項目とは?
こんにちは。
阪井裕樹です。
あなたはペルソナを設定していますか?
ペルソナとは、自分のサービスを必要としているであろう「理想の顧客像」のことです。
ビジネスをする上では、自分のサービスを誰に届けたらいいのか、自分の中での「理想の顧客像」を設定することが必須となります。
「理想の顧客像」を設定していないと、自分のサービスが誰に対してどのようなメリットを提供できるのか、がわからなくなってしまいます。
ターゲット設定は年齢・性別・目的だけでは不十分
「あなたは自分のターゲットをどのように設定しているでしょうか。」
私がこのような質問をすると、以下のような返答が返ってくる場合が多いです。
「30歳から35歳くらいの男性で、起業したい人」
以上!
みたいな(笑)
これでは漠然とし過ぎています。
どこに住んでいるのかも分からないし、どのような仕事をしているのかも分からない。
そして起業したいといってもどのような分野で起業したいのかすら分からない。
このような状態のターゲット設定では、たとえば私のような個人事業を始めることをサポートするという商品を提供したい!と思ったとしても、どのようにアプローチをかけたらいいかも分からないし、そもそもそのターゲットが個人事業で起業したいのかすらも分からない。
このようなターゲットでは設定している意味がありません。
しかし、実に多くの人が上記のような漠然とし過ぎたターゲットを設定して「売れない・・・」と嘆いているのが現状です。
そのような状態の人は、今日のブログを参考にして是非ご自身のターゲットを再考してみてください。
ターゲットは広げるべきではなく絞る!
先ほどのターゲット設定の最大の弱点は「広げ過ぎている」というところにあります。
これ結構やりがちなのですが、最初にターゲット設定を行う際に幅広い需要を取り込もうとわざとボカす人がいます。
そしてボカし過ぎたがために結局誰からも相手にされない、といったことが起こります。
ボカしすぎないためにもターゲットは絞ることが効果的ですが、今度は徹底的に絞ることに対する恐怖感を抱く人が出てきます。
ターゲットを絞るという恐怖
先日セッションをしたコンサルパートナーも「ターゲットを絞ろうとしたのですが、今度は絞り過ぎることに対して恐怖感が出てきました」という疑問を投げかけてくれました。
確かに最初は絞るということに対して恐怖を抱く人は多いでしょう。
「こんなに絞ってしまって、他の人から相手にされなかったらどうしよう」と。
しかし、私の経験から言わせて頂くとターゲットは絞れば絞るほど効果的です。
そこで出てくるのが皆さんご存知の「ペルソナ」です。
これは必ず設定しておきたい項目。
ペルソナとは理想顧客のことを指し、たった1人の仮想の人物像を作り上げることを指します。
つまり、ターゲットとなる人を1人の人物像にまで絞ることでより効果的なマーケティングを行うことが可能となるのです。
ターゲットは絞れば絞るほど効果的
最初からマルチプレイヤーになる必要はありません。
というか、最初からマルチプレイヤーになることなんて、経験がない以上出来ませんから。
経験がない以上、アドバイスをすることも出来ません。
それではなんのために自分が存在するのか分からなくなってしまいます。
まずは自分が得意とする分野で実績を出してから、徐々に範囲を広げていけばいいんです。
範囲を広げるということはペルソナも変わりますから、ペルソナにおいても定期的に見直しを加えることが必要です。
ターゲットは徐々に範囲を広げていこう
事実、私も最初は1st Cashを獲得するコンサルタントでしたが、実績や経験を積むにつれて自分でビジネスをやっていて成果が出ない人に対してコンサルティングを提供するように変化してきました。
①起業したいゼロスタートの人⇒②ダブルワークで成果が出ない人⇒③成果に繋がっていない個人事業主と、徐々にターゲットの範囲が広がっていったんです。
周辺層が現れた時は、ターゲットを再考しよう
もうあなたもお分かりのように、ターゲットを絞っていると実は次に狙うべきターゲットというのは自然と向こうからやってきてくれます。
先ほどの例でいうと、ダブルワーク中のサラリーマンをターゲットにしている時に、個人事業主の人がセミナーに来てくれる、のような感じです。
そうやって自分の狙っているターゲット層の周辺の層にいる人が自分の周りに現れ始めた際には、影響力が拡大して来ている状態なので、ペルソナを再考しましょう。
個人ビジネスではペルソナ設定が必須!
ターゲットは絞れば絞るほど効果的!ということはお分かり頂けたと思いますが、ここからはターゲットを絞るのに最適なペルソナの設定についてみていきます。
たった1人の仮想人物であるペルソナを設定することで、あなたの専門性が際立ちます。
ペルソナ設定には定量データと定性データがある。
定量データとは、年齢や住んでいる地域、年収といった数値化できるものを指します。
一方の定性データとは、その人の趣味趣向や悩み等、数値化できないものを指します。
定量データだけ設定してもダメですし、定性データだけでも不足してしまいます。
ペルソナを設定する際には、定量と定性、両方を設定する必要があります。
定量データはこんな感じ
定量データで必要な項目として私が設定しているのは、以下のような項目です。
①名前
②年齢
③性別
④職業(業種・会社名・部署・仕事内容まで)
⑤年収(月収&ボーナス、年収まで)
⑥家族構成
⑦1日の行動内容(起床時間から昼食時間、帰宅して寝るまでの行動を平日と休日それぞれ)
その人がどういう人物なのか、具体的にイメージできるように設定していきます。
例えばこんな感じです。
- 東京都世田谷区●丁目に築3年の1LDKに27歳の奥さんと住んでいる30歳の山田太郎さん。
- 山田さんは勤続7年目の港区にある旅行会社で団体旅行の営業をしています。予算は●万円。
- 毎日朝6時に起きて7時の電車に乗って通勤。帰りは毎日23時頃。
- 月収は手取りで28万円。給料は毎月こんな感じで使っていて、、、、
どうですか?これだけでも山田さんの人物像を大分イメージ出来るのではないでしょうか?
定性データはこんな感じ
定量データを設定したあとは、そのペルソナの気持ちや習慣といった、数値化できない部分を言葉で表していきます。
①性格
②趣味
③興味のあること
④好きな有名人
⑤周りからどのような評価を受けているのか
このような数値化できない部分をより具体的な言葉で具現化していきます。
例えばこんな感じ。
- 山田さんは小さい頃から人見知りで、初対面の人と話すのが苦手。
- コツコツと1つのことに取り組むのが好きなため、周りからはマジメな人間という印象を持たれている。
- 今の営業は沢山話さないといけないため、人見知りを改善したいと思っている。
- 話すことが得意でないので、営業成績もパッとしない。
- 趣味は釣り。特に海釣りが好きで毎週末奥さんと出掛ける。
いかがでしょうか?大分山田さんの人物像がはっきりとしてきたと思います。
定量データと定性データを明らかにしていくことで、1人の仮想の人物像をつくっていきます。
まとめ
ここまでターゲットは何故絞ったほうがいいのか、ということからペルソナの設定方法まで見てきました。
最初はターゲットを絞るということは怖いかもしれません。
しかし、思い切って絞ることでそこから広がっていくものです。
狭めるのではなく広げる。
これ、テストに出ますよ(笑)
今日の1アクション
自分のターゲットを徹底的に絞ってみる。
では、また!

(株)CarpeDiem代表取締役
ValuenceAcademy(バリューエンス・アカデミー)主宰
起業エンジンメーカー
『明日目覚めるのがワクワクする社会の創造』をテーマに<人の可能性を最大化する>事業を展開。
相手の笑顔のシワの1つ1つまで見えるような「距離の近い」事業づくりが目標。
珈琲/イチゴ/エビ好きな旅宿マニア
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