ブログのアクセス数は増やさなくていい。
こんにちは。
コーチ・コンサルタント・講師のビジネスを、ノート3冊分の自分史を使って揺るぎない自分軸(=起業エンジン)を見つけ「集客しない×高単価」に変化させる、起業エンジンメーカーの阪井裕樹です。
今回は、巷で言われている「ブログはPV数が大事!」に真っ向から対立する内容なので(笑)「ブログ書いているのにPV数が上がらない!」と悩んでいる方は、最後まで読んで頂けたら幸いです。
ビジネスブログにリア充感は必要ない!
私が書いているブログは、顧客を獲得するためのビジネスブログという位置づけです。
ビジネスブログにおいては、あなたが読んで欲しい相手に「このブログを読んで良かった!」「参考になった!」「もっと詳しく知りたい!」と思ってもらうことが出来るかどうかが勝負です。
いきなりぶっ込みますが、ビジネスブログを書く上で必要なのは、SNSで良く見かける自撮り写真や、若い女性の可愛い写真でもリア充感でもなく、あなたの世界観と文章力です。
あなたの今までの経験/これからの経験を元に、あなたが目指している世界感/思っていることや、学んだこと、実践したことを書いていくことを読み手に共感してもらえる形で書くことが求められます。
ビジネスブログで重要なのはPV数ではなく成約率
ビジネスブログは、アフィリエイト等ブログ自体を収益化する場合を除き、それ自体で収益を上げることが目的ではありません。
ブログから自分という存在を知ってもらい、そこからセミナー等のリアルな場で自分の扱う商品を購入してもらうことが最終的なゴールのため、重要視すべきなのはPV数ではなく自分が取り扱うサービスの成約率となります。
ブログを読んでくれている人のうち、どれくらいの割合の人がメルマガを読んでくれ、そして実際にセミナーに来てくれるのか。
そしてセミナーから実際に自分の商品をどのくらいの人が購入してくれるのか。
この成約率こそビジネスブログを使った経験価値化型起業においては最も大事な指標です。
成約率が大事だからこそ、少人数集客でもビジネスが成り立つため、集客に必死になる必要はありません。
またブログのPV数も自分に興味を持ってくれる人だけが読んでくれればいいという考えで運営できます。
PV数が上がれば売上が上がるというのは全くの幻想です。
一見すると、PV数が多ければその分メルマガへの登録が増えそうに思いがちですが、ただPV数をやみくもに増やしても、一見さんばかりでその後に繋がりません。
薄いアクセスを多く集めることよりも、強烈に共感してもらえる濃いアクセスをいかに集めるか、という考えでの運営が必要なのです。
検索流入も同じです。Googleに好かれる内容を書くのではなく、ブログを読んでくれる読書のために書く。その結果、Googleにも好かれる。この流れが必要です。そのため検索流入を狙う際も、大きなキーワードを狙うのではなく、見込客が検索するニッチなキーワードでの上位表示を狙っていきます。
最終的なゴールが商品の成約であるならば、その途中プロセスであるブログのPV数アップを目的にしてはダメです。
経験価値化型起業においては、薄いアクセスを集めるよりいかに質の濃ゆーいアクセスを集めることが出来るかが大事なので、ターゲットは絞って絞って絞りきったほうが、かえって効果が出ます。
少人数集客のデメリット
しかし、いくらPV数いらないよ!と言っても、裏を返せば成約率が低いと致命的となりますので、少人数集客にもデメリットはあります。
「大人数を相手にしたい!」「自分の影響力を拡大していきたい!」と思っている人には少人数集客は向いていません。
逆に「少ない人数を相手に濃い関係を築いていきたい」と考えている人であれば、経験価値化型起業が向いています。
以前は私もPV数を求めて1か月10万PVとかいったこともありましたが、今は私のブログは1か月あたり1万PVくらいです。
PV数を稼ぐ為の記事量産は必要ないため自然体でブログを書くことができていますし、大多数の方に刺さる内容は必要無く、自分が狙う特定の層に刺さればOKのため、密度の濃い内容のあるブログ記事を書くことができれば自然と成果は出ます。
あなたの目指すべき方向によって書くブログの内容や方向性を変えるといいですね。
ブログはいきなり成果は出ない
勿論最初から価値ある記事は書くことは出来ません。
何事も最初は質より量であるのは当たり前。
まずはブログを書くということに慣れる、そして習慣化する必要がありますが、この習慣化までの道のりで挫折する人が非常に多い。
ブログはいきなりどかーーんと成果が出るメディアではありません。
ステーキでも強火で一気に焼いたものより、表面をまずは強火で焼いたあと弱火でじっくり中まで火を通したものが美味しいように、ブログもじっくり腰を据えて取り組むべきメディアです。
SNSのように顔を出してリア充アピールをする必要が無いからこそ、顔出しNGなサラリーマンでも、週末起業や1人起業においてはブログを活用するべきですし、すぐに成果が出なくても諦めずにじっくりと取り組んで欲しいと思います。
ブログの書き方には3種類ある
ここからはブログについて更に詳しく書いていきます。
私たちが書くブログには、実は3種類あります。
日記風ブログ
もしあなたがブログをビジネスに活用したいなら、日記風ブログは絶対にNGです。
日記風ブログとは、「今日はこんなことがありました!」「今日はこんな美味しいものを食べました!」のような、日頃のあなたの日常を書いていくものです。
よく芸能人がアメブロで書いているようなものですね。
日記風ブログは、芸能人のような既に知名度があり多大な影響力を持っている人が書くのであれば意味があります。
しかし、私たちはあくまでもしがない一般ピーポー。
誰もあなたの日常になんて興味はありませんし、そもそもその用途はSNSで事足りています。
よくSNS上で若い女性がキラキラした自撮り画像をアップしていますが、ビジネスブログではあれは必要無いです。
「続きはコチラ・・・」型ブログ
巷でよく見かける、概要だけのせておいて「つづきはコチラ・・・」でサービス販売ページへ誘導するブログです。
ひどいものになると、一度アメブロにリンクを飛ばして、そこからプラグインでWordPressにとばすというものもあります。
アメブロは日本最大のブログメディアなのでアクセスがたくさん集まりますが、商業利用禁止なので「続きはこちら・・・」で自社サイトへ誘導していると思われます。
これ、もし自分がブログ読者だとしたらどう思うでしょうか?
SNSから一度アメブロにとばして、そこから更にもう一度画面を変えなければならないとなると、多くの人はストレスを感じてしまい、途中で離脱してしまいます。
こういう読者のためにならない、また相手を騙すような手法はやるべきではありません。
価値提供型ブログ
私は経験価値化型起業におけるビジネスブログのことを「価値提供型ブログ」と読んでいます。
「価値提供型ブログ」とは、想定読者であるペルソナに向けて「価値」を提供することを目指すブログのことです。
ブログはあくまでもツールという位置づけなので、読者を200%満足させ、次のステップへ進んでもらうことを目的としています。
もしあなたがビジネスでブログを活用したい!と考えているのであれば、日記風ブログでも「続きはコチラ型」ブログでもなく、価値提供型ブログを目指す必要があります。
価値提供型ブログを書くための7ステップ
ではここから実際に価値提供型ブログの書き方についてお伝えしています。
①ネタをリサーチする
ブログを書くためには事前の情報収集が必要です。
私の場合は主に仕事術や考え方をブログで扱っていますので、ライフハック系のサイトやニュースサイト等をfeedlyやブックマークに保存してスキマ時間にチェックしています。
その際、自分が共感できる内容のものを探すのは勿論ですが、あくまでも自分のブログの題材にするために情報を集めていきますので、「自分だったらこう思う」といったように自分で考えながらアウトプット前提で情報を集めていきましょう。
②情報を集めたらタイトルを考える
情報を集めた後は、実際に記事をつくっていきます。
まずはタイトルからスタートです。
どのようなタイトルが一番相手に響くのか。
はてなブックマーク等で拡散されている記事のタイトルを調べ、傾向を掴み、タイトルをまずは仮決定します。
③構成・概要を考える
タイトルの次は構成・概要を書いていきます。
この時に使うのがプレゼンテーションでも使われるPREP法という手法です。
- P(Point:要点・問題提起)
- R(Reason:理由)
- E(Example:例・具体的な解決策)
- P(Point:まとめ)
という順番で書いていくのが書きやすいでしょう。
ただしビジネスブログは読んで終わりではありません。最後に次の行動(Action)を促さないといけません。
そのためビジネスブログでは、PREP(A)という順番で記事の概要をまとめていくと書きやすいです。
概要ですので箇条書きで構いません。最大でも各100文字程度で大丈夫です。
ただ、Eの部分については説得力を持たせるため解決策を最低3つ以上は書いてください。
Aの部分は含めずに考えると、概要だけで最低でも600文字くらいのボリュームにはなります。
④本文を書く際に気をつけたいこと
価値提供型ブログを書こうと思ったら、どうしても文字数が増えてしまいます。
最低でも1記事1500文字以上は必須です。
しかし概要の部分で既に600文字は書いていますので、ここからは概要に肉付け作業を行っていきます。
概要を元に、それを文章化していくのですが、ここで注意したいことは、余計なものは遮断するということです。
テレビもOFF、SNSもOFF。
なぜなら本文を書いている時はそれに集中することで次から次へとアイデアが生み出されてくるからです。
自分史を書いたことがある方は分かると思いますが、点と点だったものを線にする感覚。
この大事な作業をしている時に周りに邪魔なものがあると緊張の糸が解けてしまいます。
そして一旦解けた緊張と糸は二度と戻ることはありません。
ブログの本文を書くときは、余計なものは遮断して一気に書き上げる。
これ、鉄則です。
もし、BGMを聴きたいということであれば、歌詞の無いものがオススメです。
以下に阪井のオススメ音楽集を載せておきますので、参考にされてみてください。
⑤記事は熟成肉のごとく熟成させる
一気に書き上げたブログを、そのまますぐに公開することはNGです。
構成面で見ても前後の繫がりがメチャクチャな場合もありますし、日本語がおかしい部分もあります。
ブログを書き上げたあとは、一旦2日から3日ほど寝かせてください。
そして再度おかしいところが無いか読み直してください。
読み直した際は、おかしな点や追加したいものを加筆修正します。
この作業を行うことで、ブログの本体が完成します。
⑥再度タイトルを考え、味付けする
本文を見直したら、再度タイトルを考えます。
本文を書いたことでタイトルとのズレが生じているかもしれません。
修正した本文を元に再度タイトルを考えることで、より刺さるタイトルを生み出すことが出来ます。
その際、ホッテントリメーカーを使うとタイトル作成の参考になりますので、良かったら使ってみてください。
ただし、ホッテントリメーカーは、単語を既存の分にはめ込んだだけなので、そのまま使用すると日本語的におかしくなります。
あくまでも参考程度に使ってください。
⑦SNSで拡散する
本文を見直してタイトルも再度考えてブログを完成させたら、いよいよ公開します。
公開する際には、書いた記事を沢山の人に読んでもらえるようにSNSで拡散していきます。
SNSでシェアする時は、ただブログのリンクを載せるだけではなく、興味を持ってもらえるように記事の内容を簡潔に表した抜粋をいれておくと読んでもらいやすくなります。
またfacebookだとブログのシェアグループもありますので、そのようなところを活用しながらあなたのブログの影響力を高めていってください。
下記は、阪井が運営しているブログアクセスアップのためのfacebookグループです。
参加自由ですので、活用ください。
まとめ
ここまで「価値提供型ブログ」の書き方についてお伝えしてきました。
ブログはSNSと異なり、一度書くとその記事はGoogleにインデックス(登録)され、多くの人に継続して読まれるようになります。
勿論SNSも、SNSでしか出すことの出来ない特徴があります。
それぞれを上手く使い分けるようにしてください。
ブログを書くということは、最初はなかなかハードルが高いかもしれませんが、まずはやってみないと何も始まりません。
是非楽しみながらあなたのブログの影響力を拡大し、ビジネスに繋がるブログをつくっていってください。

(株)CarpeDiem代表取締役
ValuenceAcademy(バリューエンス・アカデミー)主宰
起業エンジンメーカー
『明日目覚めるのがワクワクする社会の創造』をテーマに<人の可能性を最大化する>事業を展開。
相手の笑顔のシワの1つ1つまで見えるような「距離の近い」事業づくりが目標。
珈琲/イチゴ/エビ好きな旅宿マニア
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