失敗しない週末起業!本業より副業で稼ぐための5つのルールとは?
週末起業や副業で、本業とは別な仕事をする人が増えてきました。
大企業でも副業を容認する企業も徐々に増え、中には「専業禁止」を打ち出す会社も出てくる等、私たちの働き方が大きく変わってきているように感じます。
大企業こそ副業を推奨せよ!?「専業禁止」を掲げるエンファクトリーの成果。
かく言う私(阪井裕樹)も顔出しNGのサラリーマン専門の起業コンサルタントとして活動しているため、日頃から起業したいサラリーマンの方と話をする機会が多くあります。
今回はそんな「起業したいサラリーマン」向けに、ダブルワークで起業して、本業より成果を出すための5つの法則について書いていきたいと思います。
週末起業・副業での成功を定義する。
一口に週末起業・副業といっても、物販やアフィリエイト・投資や教室等、様々なものがあります。
多くの人が様々なものに手を出しては失敗し、実際に対価を頂けるようになる人はごく一部でしかありません。
ましてやそれがサラリーマンの月給と同等の金額となると、極めて稀だと言えます。
私は、週末起業・副業で成果を出すということは、サラリーマンの月給以上の金額(私の中では30万円)を稼ぐことの出来る人と定義しています。
サラリーマンの月給と同等の金額を自力で稼ぐことが出来るようになれば、独立も視野に入ってきますからね。
そのように定義した時に、サラリーマンとして働きながらダブルワークで起業した際に成果の出ない人と出る人の違いは、一体どこにあるのでしょうか。
成功しない人の特徴
実際問題、ダブルワークで成果を出すということはそう簡単なことではありません。
お小遣い稼ぎ程度で良いなら話は別ですが、独立を視野に入れて週末起業・副業に取り組むのであれば、それなりの覚悟が必要です。まずは成功しにくい人の特徴からみていきます。
目的を明確にしていない。
まずは大前提として、「なぜあなたがその週末起業や副業に取り組むのか」という目的を明確にすることです。
お小遣い稼ぎ程度で良いなら特に目標を立てる必要は無いですが、もし本気で取り組みたいと考えているのであれば、目的・そして目的をベースにした数値的な目標設定は必須です。
ダブルワークをするということは、副業規定やタイムマネジメント等それなりにリスクを伴います。
そのリスクを背負っても成し遂げたい目的があって初めて、ダブルワークに取り組むべきです。
ただなんとなく取り組んでいたのではただなんとなくな成果しか生まれません。
しっかりと目的、そして目的をベースにした目標設定を行っていきましょう。
サラリーマンの忙しさを言い訳にする
ダブルワーク中は、本業にフルタイムで取り組みながら、スキマ時間を使ってもう1つのビジネスを展開していきます。
そのため非常に時間がありません。
特にお客様を獲得するような仕事の場合、対応に時間が取られるため余計に時間が無いのも事実です。
そんな時に良く出てくる言葉が「サラリーマンのほうの仕事が忙しい」という言い訳です。
確かに忙しいのは分かります。
しかしダブルワークとはいえ、自分のビジネスを持つということは起業家として働いているということです。
お客様があって初めて自分の収入に直結してくるわけですから、この言い訳は絶対に言ってはいけません。
「なぜあなたは起業しようと思ったのか」
自分で決めた目的・目標のためにしっかりと責任を持って行動していくことが必要です。
中途半端な気持ちでやるのであれば、お客様にも失礼なので今すぐ辞めるべきです。
本業と同じ時間を切り売りするものに手を出す
これもやりがちですが、サラリーマンとして働くということは「自分の時間を会社に差し出す代わりに対価として給料を得る」ということです。
1日は24時間しかありません。
これは全員平等です。
限られた時間の中で2つ以上の仕事をするということは、いかに効率的に仕事をすることが出来るか、ということが成功のためのカギとなります。
そのため、サラリーマンと同じように「時間の切り売り」をするタイプのビジネスに手を出していたのでは、まさに馬車馬のように働き続けなければならなくなってしまいます。
起業したい人の動機の1つに「時間に縛られないようになる」というものがありますが、これでは本末転倒。
ただでさえ忙しいのに、更に忙しくするとはまさにドMの極致。自分は超ドMだよ!ということを自覚している人にはオススメです。
大事なことは「最小の労力で最大の結果を出すことが出来る」ビジネスモデルを見分けることです。
時間の切り売りのビジネスモデルに手を出すべきではありません。
他者の成功事例を真似する
これはいわゆる自己啓発系セミナーやアフィリエイト系、●速で1億円のようなものに多いのですが、自分の成功ノウハウがあるのでそれを売っているパターンです。
こういうのは、結局成果が出せずにただお金の無駄遣いとなってしまう場合が非常に多いです。
結局そういったノウハウは、提供しているその人の様々なバックグラウンドや経験があったからこそ初めて出来たものであり、全く異なる境遇にいるあなたが実行しても、再現することは非常に困難です。
自分のビジネス構築のためのツールとして参考にして使うのであれば良いですが、そのままそのノウハウをパクってしまうと痛い目をみます。
しっかりと自分のビジネスの性質を見極め、活用することが必要です。
独自のウリが無い
先ほどの成功事例を真似することにも通じますが、あなた独自のウリが無いと、成功することは出来ません。
独自のウリというのは別にオリジナルの商品をイチから開発しようと言っているのではありません。
あなただから語ることのストーリー/プロフィールをつくる。今までの既存商品から少しターゲットやアプローチ方法を変えてみる等、様々な切り口があります。
あなただから提供できるものを、適切なターゲットに対して提供する。
それだけで売上は成立します。
成功する人の特徴
ここまで成功しない人の特徴を書いてきましたが、成功する人はどんな特徴を持っているのでしょうか。
簡単に言えば今まで挙げた5つの特徴の正反対の特徴を持っている人のことです。
そして更に付け加えるならば、本業・ダブルワークを通じて成し遂げたい自分の明確なビジョン・ミッションがあり、本業も疎かにせずに両方とも真剣に取り組んでいる人です。
両方とも真剣に取り組んでいれば、本業のほうに副業から得た情報を活用できたり、また副業のほうにも本業で得たノウハウを応用できたりとまさにいいことだらけ。
これはダブルワーク中にしか享受できないメリットです。
週末起業・副業で本業より稼ぐための5つのルール
では、ここから先ほど説明した「成功しない人の特徴」をもとに、実際に週末起業・副業においてダブルワークを成功させるためにはどうすればいいか、ということについて解説していきます。
あなたのMissionをつくる
まずは大前提として週末起業・副業においてあなたは何を成し遂げたいのか。なぜそれに取り組む必要があるのかというMissionを設定することが必要です。
目的を設定するためには、ビリーフ・USP・MSPの3つを定める必要があります。
ビリーフとは
ビリーフは、「●●な状態の残念な人も、私の今までの□□な経験を元にした▲▲なサービスがあれば、もっと◎◎な人生になるのに」という、いわばあなたのビジネスを行う動機・理念となるものです。
ビリーフを設定することであなたがビジネスを展開した時に一貫性のあるビジネス展開を行うことが可能となります。
USPとは
USPとは(Unique Selling Proposition)の略で、商品独自のウリと解釈する人が多いですが、私は「顧客との約束」と定義しています。
あなたはビジネスを通じて顧客に何を約束出来るのか。それをしっかりと言葉で表現出来なければ、誰もあなたの商品を買ってはくれません。
MSPとは
MSPとは(Me Selling Proposition)の略で、自分が成し遂げたい未来・世界観を指します。
ビジネスをする、ということはそれだけが目的では無いはずです。ビジネスを通じてあなたはどういう世界をつくっていきたいのか。どういう新しい価値を世の中に提供したいのか。
MSPを定めるということはあなた独自の世界観が生まれるということです。
人はもはや商品の特性(安い・高品質等)だけでは商品を選ばなくなりました。商品の特性以上に「その人独自のストーリー」に共感して商品を買うようになりました。
MSPを定めることで、あなた独自のストーリーが出来上がります。
ビリーフ・USP・MSP・を定めた後は、それらを掛け合わせてあなた独自のMission(使命)をつくっていきます。
このMisiionをつくることで、あなたがビジネス上の判断をする際に「これはMissionに沿っているのか」という基準で判断することが出来るようになります。
そうすることで一貫性が生まれ、今後複数のビジネス展開をしていったとしてもブレることのないビジネス展開が可能となります。
独自性を出す
あなたの独自性とは2種類に分けることができます。1つ目が商品・サービスの独自性、そしてもう1つがあなたの独自性です。
商品・サービスの独自性
これは商品・サービス自体もつ性質の独自性です。しかし独自性とは言っても全くゼロから開発する訳ではありません。
競合他社を分析し、自社が提供できて競合他社が提供出来ない部分は何なのかを探ります。
そしてその部分を補完する商品・サービスを既存のものを組み合わせて提供することで全く新しい商品・サービスを生み出すことができます。
週末起業・副業とはいえ、その後の展開を考えた場合は商品の独自性は必須です。
あなた自身の独自性
あなた自身の独自性とは、プロフィール等におけるあなたにしか語ることの出来ないストーリーのことを指します。
なぜこの商品・サービスを扱っているのか。どういうバックグランドを持っていて、どういうきっかけでこのビジネスを始めたのか等、あなたにしか語ることの出来ないストーリーをつくることが大事です。
ストーリーを設計することで、競合の無い独自市場をつくり出すことができます。
タイムマネジメントを行う
先ほども書きましたが、ダブルワーク中に最も必要なことはタイムマネジメントです。
これが出来るかどうかで、ダブルワーク成功の可否が決まると言っても過言ではありません。
とはいえなかなか時間が無いというのも事実なので、朝1時間早く起きたり、営業で外回りをするなら次のアポイントまでの間の時間を使ったりと、常にスキマ時間はどこにあるかを探すクセを身につけるようにしましょう。
ただしこの時に睡眠時間を削るのはNGです。睡眠時間を削ると翌日のパフォーマンスに影響が出ますので、最低6時間は睡眠時間は確保するようにしましょう。
分野・商品の設計を行う
実際起業して自分が参入する分野・商品を決める際に私がオススメしているのは、いわゆるコンサルティングだったりセミナーといった「無形商品を扱う」ということです。
無形商品を扱う理由は3つあります。
仕入れが不必要
まず無形であるため商品を仕入れる必要がないということです。
商品の素は全てあなたの頭の中にあるため、それを表に出してあげれば商品は完成します。
在庫を抱えるリスクも無いため、非常に有効です。
アイデアを生むためのブレインストーミングをする際には、このノートを使ってみてください。
会議でのアイディア出しが苦手な人にも!「ブレイン・ライティング・シート2」
単価を上げやすい
無形商品であるということは、単価は自由に決めることができます。
そのため、低単価で大人数に販売する必要はありません。
あなたのストーリーに共感してくれる人だけをお客様にすれば良いため、タイムマネジメントも容易になります。
独自市場を築きやすい
先ほどの同時性の部分でも書きましたが、あなたの今までの経験を元にして無形商品を設計すると、独自市場を築くのが容易になります。
あなたが今まで経験してきたことというのは、他人は語ることができません。
だからこそ、無形商品をあなたの経験を元に設計するべきなのです。
商品・サービスを販売する
Missionを設定し、独自性を出して商品を設計し、タイムマネジメントをしっかり行うことができれば、あとは販売するだけです。
しかし販売する際も、やみくもに売ればいいというものではありません。
自分のターゲットがいる場所はどこなのか。適切な価格か等をしっかりと見極めて、常に効果測定を行い改善を繰り返してください。
そうすることであなたの週末起業・副業もいずれは本業以上の成果を出すことができるようになります。
まとめ
ここまで週末起業を失敗しないためにアイデアを生み出し、そこから商品を設計して成果に繋げるための5つのルールについて書いてきました。
週末起業や副業と聞くと、どうしてもサブ的な位置づけになってしまいがちですが、あなたがもし自分のMIssionを達成するために必要だと思ってダブルワークに真剣に取り組もうとしているのであれば、この記事は絶対参考になります。
ということで、この記事があなたの参考になれば幸いです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
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では、また!

(株)CarpeDiem代表取締役
ValuenceAcademy(バリューエンス・アカデミー)主宰
起業エンジンメーカー
『明日目覚めるのがワクワクする社会の創造』をテーマに<人の可能性を最大化する>事業を展開。
相手の笑顔のシワの1つ1つまで見えるような「距離の近い」事業づくりが目標。
珈琲/イチゴ/エビ好きな旅宿マニア
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