これからの時代の成功の条件。

タコから学ぶ、現代の成長戦略。

その方との出会いは2年前。

偶然お誘いいただき、伺った料理店にその方はいました。
カウンター越しに常に気を配り、さながらその場所は彼のステージのよう。

スポットライトを浴びながら仕事をするその方は、まさにその場の主役という言葉が相応しい。
一度しかお会いしてないにも関わらず、すっかり彼の「美学」に惚れ込み、その後は月に1度は必ず伺い、近況報告をさせてもらうようになりました。

「俺は成功させたより潰した店のほうが多いよ」

と笑いながら、時には優しく、時には厳しく指導してくれました。

そう、その方こそ、18歳から福岡・天神でわずか7円の所持金とともにリヤカーを引くところから事業を始め、現在は「僑居和食」をいう概念を掲げ、日本を始め世界に飲食店を展開する和僑ホールディンス会長兼Founderである髙取宗茂さん。

※髙取さんについては、こちらの記事が詳しいです。

そんな髙取さんと話をしていたときに、ふと漏らした言葉が、「阪井さん。タコって脳がいくつあるか知っているか。」という言葉でした。

これからは全員で勝つ時代

髙取さんはこう続けます。

タコの脳って実は9個あるんだよね。
1つは体にあって、あとはそれぞれの足にある。
普段は足にある脳によってタコは勝手に動いているんだけれど、ピンチになったときにだけ体にある中央の脳が全力で動いてピンチを回避する。

これってこれからの時代に生き残るためのヒントになると思う。
これからの時代は、従来のような中央集権型の組織でピラミッドの頂点に立つ奴らに搾取されるような”1人が勝つ”時代なんじゃなくて、自立した『個』が集まって、それぞれの強みを活かして”皆で勝つ”時代になるんだ。
だからこそ俺たち1人1人が枠から出続けて、それを結集させることがこれからの時代には必要。
これからの時代は1人が勝つのではなく、全員で勝つ時代なんだ。

こう言われて、思わず唸りました。

「個」を結集し、昇華させる

1人ではなく全員で勝つ。

昭和の時代が「皆で同じ方向へ突き進む」時代であったのであれば、平成の時代はインターネットの発達によりYouTuberやインターネットビジネスのような「突出した個が突き抜ける」時代でした。

そして元号が変わり『令和』となったこれからは、平成の時代に自立した『個』が結集し、それぞれの持つ強みを互いに活用しながら、今まで見たことのなかった高見へと昇華させていく。
変化の激しい、先の見えない時代を生き抜くために、まずは私たちそれぞれが「自立した個」になるということ。
そして、その「個」を結集し、昇華させること。

髙取さんはこうも言います。

自分で選んだもので、俺たちの人生はできている。
現状に不満があったとしても、それは結局自分で選んだ結果だ。

金を稼ぐ、が人生の目的になっていないか?
金は結果でしかない。他人がどう思おうと、自分が美しいと思える生き方を貫いているか。

己(おのれ)の美学を貫いているか。

これからの時代を生き抜き、そして勝ち続けるために。
己の美学を貫くことがこれからの時代に必要なんです。

これからの時代を生き抜くための2つの戦略

「50年後、人間はお金を出してでも働きたくなる。」

これは、ある有名なシンクタンクの調査結果です。

AIとテクノロジーの発達により、ほとんどの仕事は機械化され、人間はお金のために仕事をする必要がなくなる。生きるために仕事をする必要が無くなったら、人はどうするのか。

このような仮説を立て、そのシンクタンクの職員が3ヶ月間山の中に籠もった結果、全員の口から出た言葉が、

お金を支払ってでも仕事をしたい

だったそうです。

思い返せば、スマートフォンが登場したのはわずか10年ほど前。
このままのスピードで世界が変化していくと、そう遠くない未来に、私たちの働き方はこれまでとは変わることは目に見えています。

生きるために、お金を稼ぐために仕事をするのではなく、本当に自分が成し遂げたいことをするために仕事をする時代が間も無くやってくる。
これまで人類が経験したことのない、全く新しい時代を生き抜くために、必要なことは2つです。

1つ目は、「自立した個」であるために「自らの人生を通して成し遂げたいことは何か」という私たち1人1人のゴールを明確にすること。

そのためには、自分を徹底的に深掘りすることにより、「本当はどうしたいのか」ということを自らに問い続け、明確にすることが求められます。まさに己という存在の"美学"を明らかにすることになります。

2つ目は仕組みを活用すること。

自分に足りないリソース(資金・人・時間)は、他者のリソースや仕組みを活用することで、自分で構築するよりも何倍も早くゴールへたどり着くことができる。

「自立した個」が集まり「集」となることで、自分1人では決して描くことのできなかった世界を実現できるようになる。

先が読めない、不確かな時代をともに生き抜き、そして全員で勝つために私たち1人1人ができることはなにか。

これからの時代を生き残り、そして全員で勝つために。
そのために必要不可欠なのが、私たちそれぞれが持つ、己の"美学"なんです。

先が読めない時代だからこそ、もう一度自分の内なる声に耳を傾け、己の"美学"を見出し、それを元に突き進むことこそが、これからの時代の”成功”の条件なのです。

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(株)CarpeDiem『起業エンジン』メーカー阪井裕樹
(株)CarpeDiem代表取締役
ValuenceAcademy(バリューエンス・アカデミー)主宰
起業エンジンメーカー
『明日目覚めるのがワクワクする社会の創造』をテーマに<人の可能性を最大化する>事業を展開。
相手の笑顔のシワの1つ1つまで見えるような「距離の近い」事業づくりが目標。
珈琲/イチゴ/エビ好きな旅宿マニア

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