セミナー参加者の75%を無料相談に繋げるための「ひと言」
こんにちは、阪井裕樹です。
顔見知りがセミナーに参加すると起こること
僕のコンサルでは、必要に応じてコンサルパートナー(受講生)さんのセミナーに参加し、セミナーのフィードバックを行っています。
コンサルパートナーさんの中には、セミナーや集客が不慣れなために「セミナー参加者の多くが知り合い」といったことも多々あります。
もちろん、知り合いであっても集客が出来き、セミナーを無事開催できた事は喜ばしいことなんです。
が……………………
知り合いが多くなると、必然的に和気あいあいとした雰囲気になってしまいます。
実はこの和気あいあいとした雰囲気は、時には後々大きな問題を引き起こす場合もあるんです。
「先生ポジション」を獲得する
セミナーとは、
「講師のオーディションの場」
です。
つまり、バックエンドと呼ばれるコンサルやコーチングのサービスを購入してもらうための、一発勝負のお試しの場。
その後の個別セッションに繋げるための非常に大事な時間です。
特に顔見知りの方がいて、あまり回数をこなしたことの無い方の場合は、自分が選ばれる立場なので、ついつい下手に出てしまいがちです。
でも、コーチやコンサルタントはセミナーや個別セッションでは講師は「先生」としてのポジションを獲得する必要があります。
これは別に立場が上というわけではありません。
講師側が場の主導権を握り、場をコントロールするということです。
特に顔見知りがセミナーに来ている場合は、相手は講師のことを知っているので、個人的な話を始めたり、勝手にアドバイスを始めたりして場の空気を持っていってしまう場合があります。(もちろん、本人に悪気はありません。)
でも、1度そうなってしまうと、講師が場をコントロールすることが出来ず、結果として、他の参加者の方にも影響が出てしまい、本来の目的である個別セッションやサービスの購入に至らないという事態が生じてしまいます。
場をコントロールするひと言
講師がきちんと先生ポジションを獲得し、場の空気をコントロールするために有効なひと言が、
「お疲れ様です」
というひと言です。
これは特にセミナー会場に入ってきて最初に声を掛けるときや、個別セッションをスタートさせるときに講師側から先に発すると効果的です。
ついつい、最初の声かけが
「セミナー参加ありがとうございます」
と言ってしまいがちですが、「ありがとうございます」と講師が先に言った瞬間、「ご参加頂きありがとうございます」という意味合いになってしまい、講師の立場は下になってしまいます。
ちょっとしたひと言ですが、講師は場をコントロールする立場。
せっかく時間を割いてセミナーに参加してくれた方のためにも、きちんと先生ポジションを獲得しましょう。

(株)CarpeDiem代表取締役
ValuenceAcademy(バリューエンス・アカデミー)主宰
起業エンジンメーカー
『明日目覚めるのがワクワクする社会の創造』をテーマに<人の可能性を最大化する>事業を展開。
相手の笑顔のシワの1つ1つまで見えるような「距離の近い」事業づくりが目標。
珈琲/イチゴ/エビ好きな旅宿マニア
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