年収1千万を目指している人は、実は目標設定がヘタクソな件
こんにちは。
ひとり起業家のビジネスを、ノート3冊分の自分史を使って揺るぎない自分軸(=起業エンジン)を見つけ「集める」のではなく『集まる存在』に変化させる起業エンジンメーカーの阪井裕樹です。
前回、年始の「目標」が年末には「ノルマ」に変わってしまう理由という記事を書きました。
お陰さまで結構な反響を頂きました。
ありがとうございます。
さて、今日は前回の記事を踏まえて【目的のつくり方】について考えていきたいと思います。
目標と目的を間違えないこと
大前提として、多くの人が目的をつくろうとする際にしがちなことが「数字を入れる」ということです。
例えば年収1千万稼ぐ人間になる!とか月収100万円を達成する!とか。
しかし前回も書いた通り、これらは目標でしかなく、共感を生むことは出来ません。
私のe-bookにも書いてありますが、「私が年収1千万になりたいからこの商品買って!」と言われてもだれも買ってはくれませんよね。
このように数字を入れると、途端に共感されなくなってしまいます。
年収1千万、月収100万は通過点でしかない。
目的をつくる際に重要なことは、年収1千万を稼いだその結果どういう人になりたいのか、どういう理想的な世界を自分でつくりあげたいのか、ということです。
例えば「家族と過ごす時間を取る」とか、「地元の人の憩いの場となるカフェをつくる」といった、数値化できないことを目的にするべきです。
まさに「やり方」より「あり方」。
自分が目標を達成していった結果どういう自分になりたいのか、ということが、最終的に自分自身がその仕事・ビジネスをやっている【目的】となります。
何をしたいのか、どういうことを成し遂げたいのか、を明確にしておくことが、非常に大事です。
しかしここで陥りがちなことが、「年収1千万になったら家族との時間をとりたい!だからそれに向かって頑張っている今は我慢するんだ!」といった我慢ファーストな考え方です。
実は私もそうでした。
起業して家族との時間を取りたい!だから今はやりたいことも我慢してやるんだ!という考えに一時期陥ってしまいました。
実はこのような考え方だと、たとえ年収1千万になったとしても現状に満足できず、次は2千万、3千万だ!というようにずっと自分の理想を追い求めて、ゴールが見えなくなってしまいます。
あなたの周りにもいませんか?
年収1千万になっても全然暮らしが楽そうでは無い人。
これには実は理由があって、詳しくは以前書いた記事を読んでみてください。
まずは給料以外に稼げ!会社を辞めたいと言うのはそれからだ!!
このような我慢ファーストな考え方では、本末転倒になってしまいます。
自分の理想世界の実現のためにワクワクすることを仕事にしているはずなのに、実はそれが足かせになってしまう。
最終的には家族との関係性も悪くなってしまい、「こんなはずじゃなかった」となってしまうパターンも多いです。
では、そのような我慢ファーストにならないためにはどうすればいいのでしょうか。
実は先日、私が尊敬する起業家の方から教えてもらった「大きくなる恐竜の話」が、我慢ファーストを解決してくれるるヒントになります。
あなたの中の大きくなる恐竜は何?
あなたは幼い頃【水にいれると大きくなる恐竜スポンジ】で遊んだことはありませんか?
あの恐竜スポンジは、最初はとても小さいですが、水を吸っていくうちにそのままの形で巨大になっていきます。
ここでのポイントは【そのままの形で大きくなる】ということです。
「●●になったら、できたらこうなりたい!だから今は我慢する」という考えだと、ビジネスが大きくなってもずっと理想を求めてしまいます。
これを恐竜スポンジに例えると、最初の小さな頃はトリケラトプスだったのが、大きくなったらティラノサウルスに変わっていたのと同じことです。
これでは何のことか意味が分かりませんよね。
繰り返しますが、ポイントは【そのままの形で大きくなる】ということです。
大きくなってから急に方向転換するのではなく、あなたの目的の達成のためには、現段階でも小さな形でいいからその目的を達成できていて、そのままの形で大きくさせていくことが大事なんです。
なぜなら、ビジネスが大きくなってから、それまでその達成のために頑張ってきた目的を急に変えることは出来ないですから。
小さなサイズだったものが、そのままの形で大きくなっていく。
まさに小さい頃遊んだ【水にいれると大きくなる恐竜スポンジ】と一緒ですよね。
だからこそ「●●になったら、できたらこうなりたい!だから今は我慢する」ではなく、「現状でも毎日幸せ」という状態をつくり、その形のまま目的のサイズを大きくしていくことが必要です。
大きい目的の達成のために、まずは日々のスケールで目的を達成していくこと。
そして常に小さいサイズでも目的を日々達成し、「今日は人生最高の1日だった!」と日々思うことができれば、あなたの目的に共感してくれる人は現れますし、次第に大きくなるにつれて、莫大なパワーを生み出すものに変わっていきます。
まとめ
ここまで人を魅了する目的について書いてきました。
●●になったら、▲▲れば、のような「たら・れば」の目的をつくっていると、いつまでたってもその理想にはたどり着くことは出来ません。
しかしどんなに小さなサイズでもいいから、毎日毎日目的を自分サイズで達成していけば、いつのまにか大きな目的を達成してしまいます。
このような目標ではなく目的の逆算、ぜひあなたもやってみませんか?
今日の企業家から起業家への1アクション
大きな目標を、現状サイズでつくり直してみる!
では今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
この記事があなたの起業ライフの参考になることを願って。

(株)CarpeDiem代表取締役
ValuenceAcademy(バリューエンス・アカデミー)主宰
起業エンジンメーカー
『明日目覚めるのがワクワクする社会の創造』をテーマに<人の可能性を最大化する>事業を展開。
相手の笑顔のシワの1つ1つまで見えるような「距離の近い」事業づくりが目標。
珈琲/イチゴ/エビ好きな旅宿マニア
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