ビジネスを設計する時に、新しいものを生み出す力は必要ない
こんにちは!阪井裕樹です。今日は【イノベーション】の話。
イノベーションと聞くと「革新的なアイディア」というイメージがありますが、実はイノベーションとは、既存のアイディアの組み合わせから生まれるんですよね。
イノベーションは【組み合わせから生まれる】
あなたがイメージする「イノベーション」はどのようなものがありますか。
最近だとiphoneやWiiなど、次々に新しいサービスが開発され、話題になりましたね。
そのような新しいサービスは実に革新的なものに見えますが、実はそのほとんどは「使い古された技術」や「技術の新しい組み合わせ」によって生まれたものだ、ということを知っている人はあまり多くありません。
私たちが使っているサービスのほとんどは、「使い古された技術」や「技術の新しい組み合わせ」によって生まれたものです。
現にあなたが独立・起業をしたいと考えているならばあなたの提供するサービス内容を一度考えてみてください。
あなたが社会に提供するサービスというのは、既に誰かが提供しているものではないですか? 既にあるサービスの不都合な部分、解決できない部分を見つけて、その部分を解決する手段を提供する、これが新しい価値を生み出し、あなたのオリジナルのサービスとなります。
更に重要なのは、組み合わせるチカラではなく、関連性を見つけ出すチカラ
このように、私たちが利用するサービスのほとんどは、「使い古された技術」や「技術の新しい組み合わせ」によって生まれたもの、というのはお分かり頂けたと思います。
このような新しい組み合わせによって日々新しいサービスが生まれている訳ですが、こう聞くとほとんどの人は、 「組み合わせるチカラを身につければいいんだ!」 と思います。
それは間違ってはいません。
確かに組み合わせるチカラは重要です。
これがないと新しいサービスを生み出すことはできませんから。
しかし更に重要なことは、組み合わせること以前にあります。
それは、、、 「関連性を見つけ出すチカラ」 です。
たとえ組み合わせるチカラを身につけたとしても、それ以前に組み合わせることができる素材を見つけ出すチカラを身につけていなければ、せっかくの組み合わせるチカラも無駄になってしまいます。
「全く別個な技術知識にどこに関連性があるのか。」
これを見つけることができるチカラを身につけることがまずは必要です。
そのために必要なことは【情報収集】です。
情報収集の際には、特殊資料と一般資料の存在を理解する
情報を収集する際に気をつけなければいけないこと、それは 収集する情報には、【特殊資料】と【一般資料】があることを理解することです。
この資料の違いについて理解するには、「広告」を例にすると分かりやすいでしょう。
【特殊資料】とは、その名の通り専門的な内容の資料のことです。
例えば石鹸で言えば、昔は肌との相性や弱酸性がいい、ということは一般的ではありませんでした。
しかし研究の成果によって、肌は弱酸性であり、製品が弱酸性のほうが肌に優しいということが分かりました。
これは発見当時は全く一般的な知識ではないので【特殊資料】ですよね。
一方、その当時の人々の文化や生活感等、全ての人が一般的に知っている情報のことを【一般資料】と言います。
この「肌に優しい」という特殊資料と、「毎日使う石鹸」という【一般資料】を組み合わせることで生まれたのが、 『肌と同じ性質を持つ弱酸性の石鹸』です。
今でこそ弱酸性の石鹸は一般的ですが、当時は画期的なものでした。
弱酸性が一般化された今、石鹸市場では新たな特殊資料との組み合わせを求め、日々研究が行われています。
まとめ
このように、イノベーションは既存の技術の組み合わせであり、組み合わせるためには情報を収集すること。
そして、情報には特殊資料と一般資料があることを知り、関連性を見つけ出すチカラを身につけることが重要です。
これはあなたが独立・起業する時にも応用できます。
あなた自身をコンテンツ化するのであれば、あなたの経験が「特殊資料」になります。
なぜなら、あなたの経験はあなたにしか分からないから。
他の人は経験できないから。
その経験を元に、一般資料と組み合わせてあなた独自のコンテンツを作成していく。
これにより競争に負けない独自性の強いコンテンツをつくることができます。
コンテンツ作成の際には、ぜひ意識してみてください。
今日の企業人から起業人への0⇒1アクション
街を歩いている時に、周りに見えるものを「特殊資料」と「一般資料」に分類し、自分だったらどんなサービスをつくることができるか考えてみましょう。
■参考資料
では、今日は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
では、また^^
ー1円稼ぐと世界が変わる!ー
【Valuence Academy】代表
顔出しNGサラリーマン専門起業コンサルタント
阪井裕樹

(株)CarpeDiem代表取締役
ValuenceAcademy(バリューエンス・アカデミー)主宰
起業エンジンメーカー
『明日目覚めるのがワクワクする社会の創造』をテーマに<人の可能性を最大化する>事業を展開。
相手の笑顔のシワの1つ1つまで見えるような「距離の近い」事業づくりが目標。
珈琲/イチゴ/エビ好きな旅宿マニア
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