人事異動を拒否したほうが年収を2倍にできるんです、実は。
サラリーマンをしていると、最もソワソワする時期が3月。
そう、人事異動の季節です。
どこかに移動するのか、それとも残留するのか。
昇進か、降格か。
サラリーマンにとっての一大イベント。
それが【THE 人事移動】です。
今回はそんな人事移動について、私なりの考察を書いていきます。
正直、人事異動なんてアホなイベントにしか思えませんね。
人事異動にソワソワする人たち
私は今、サラリーマンの方が起業へのファーストステップを踏み出すお手伝いをしています。
同時に、私自身もサラリーマンとしてのキャリアを積み重ねています。
これには意味があって、私自身がサラリーマンとして働いていることで、既に独立しているコンサルタントの方とは異なるサラリーマン目線でのアドバイスができるからなんですね。
これは非常に大きなメリットです。
そのため、私はもうしばらくサラリーマンをし続けようと思っていますが、いつまでもこの状態でいたいとは思わないので、今独立のための準備も同時並行で進めています。
さて、そんなサラリーマンとのハイブリッドキャリアを構築している私ですが、今年の3月、働いている会社で人事異動があり、初めて人事異動という一大イベントを経験することになったんです。(幸い自分は変わらずでしたが)
私自身にとって人事異動というのは転職3社目にして初めての経験だったのですが、「その日」が近づくにつれてこんなにも職場の空気がソワソワするものなのですね。
「誰がどこの職場に行きそうか」
「この職場には誰が来そうか」
「この人が上司になると、職場の雰囲気はどう変わるか」
等、仮説の元で様々な噂が飛び交い、正直発表1週間前からは仕事どころではありませんでした。
そして発表になってから残念がる人、喜ぶ人、様々なドラマ(というサラリーマンの宿命的な意味不明なイベント)が繰り広げられていました。
そんな行事を一歩ひいて見ていた自分。
そして一段落したところで、上司が放った一言がこちら。
「これがサラリーマンだよ、阪井。」
↑ちょっと本人得意げ(笑)
はあ!?
正直ドン引き。
開いた口が塞がりませんでした。
これがサラリーマンだよ=毎年どこに飛ばされるか分からない不安定な状態を繰り返すのがサラリーマンということでしょうか。
未だに世の中には、「会社に勤める=安定」という風潮がいまだにあります。
確かに毎月一定額が給料として懐に入ってくる、という点では安定かもしれません。
しかしその代わりに、自分自身が働く場所、つき合う人、更に自分自身が住む場所まで会社に決められてしまう、これのどこが安定なのでしょうか。
「毎月一定額の給料がもらえる」ということと引き換えに、サラリーマンはもっと大事なものを会社に差し出している気がします。
人事異動にソワソワ=依存型人間
このブログでは常々、サラリーマンこそ1人社長として行動することで、いつまでも会社のいいなりになるのではなく自立して行動できるようになろう!という趣旨で記事を書いています。
サラリーマンとして今まで経験を積んできたことは決して弱みではありません。
こんなことを書くとほとんどの人が「自分は普通の経験しか無いし、、、」と自分自身を過小評価してしまいがちですが、全くそんなことはありません。
あなたが今まで経験してきたこと、選択してきた結果というのは、あなたしか語ることができません。
私があなたの代わりに話をすることは出来ません。
最初は信じることが出来ないかもしれませんが、それは普通の反応です。
なぜなら、売れる価値のある経験(=ダイヤモンドバリュー)は、あなたにとってはあまりに【普通】過ぎてその価値に気づかない仕組みになっているからです。
私は自分自身も「特別な経験を持った1%の人間」では無く、「普通の経験しかない99%側の人間」だからこそ、「自分の経験に価値を見いだすことが出来ていない」人のダイヤモンドバリューを発掘し、売れる経験に変えるサポートをしています。
そうやって「全く普通のサラリーマン」が【起業家】としてワクワクしながら新たな道を進み始めるのを見るのと同時に、「社畜サラリーマン」の視点も絶賛体験中の私から言わせると、人事異動にソワソワするサラリーマンは、【起業家】や【自立型人間】とは全く正反対の場所にいます。
つまり【自分1人で決めることが出来ない依存型人間】ということです。
今回の人事異動はまさに依存型の特徴です。
人事異動で全く見当違いの場所に飛ばされて落ち込む人。
確かに、希望の職場に行くことができなかったということで落ち込むのは分かります。
しかし「会社が私の適正がここだと思って決めたことだから」といって決定に素直に従うということには、甚だ疑問があります。
なぜなら、そもそも神様でもない普通の人間の一人である上司が、その人の適正を性格に把握出来るはずがないからです。
しかも上司ですら的確に把握できるはずがないのに、ましてや実際に会ったことすらない人事部が、その人の適正を把握できるはずがありません。
つまり人事異動は、その人の適正に沿って異動させるのではなく、あくまでも会社都合、会社にとって必要なところに人材を送り込むだけのものでしかありません。
その会社都合の決定に対して、「ここが私の適正な場所だ!」と勘違いして一生懸命頑張る人は、残念過ぎる人です。
もしその人が会社を辞めたとしても会社は新たな人材を投入するだけなので、あなたがその部署・仕事の存在する価値というのは、ほとんど皆無です。
人事異動こそ正に「会社のコマ」として働いているサラリーマンを実感させるイベントです。
そんな会社都合でしか無く、全くボクたちのキャリアにとって意味のないイベントなのに、なぜ多くの人は決定に従ってしまうのでしょうか。
その理由はいたって簡単。
「その生き方・方法しか知らないから」です。
人事異動にソワソワしないために
人事異動で毎年ソワソワし、どこに飛ばされるか分からない状態を毎年繰り返すのがサラリーマンである、というのなら、私はサラリーマンを続けたいとは思いません。
既に自分自身、自力で稼ぐ力を身につけているので、正直会社をいつ辞めてもいい状態です。
もし理不尽な辞令が下ったら、「辞めてやる〜!」というのは明白です笑
幸い今年はそのようなことはなかったので、サラリーマンの特権を存分に使い動いていきたいと思います。
しかし、サラリーマンとして働く多くの人は、このような状態ではありません。
なぜこんなにも毎年人事異動の季節になるたびにソワソワしなければいけないのでしょうか。
それは「キャリア構築においての全てのリスクを会社に預けているから」です。
仕事において何か失敗をしたとしても、会社その人を守ってくれます。
確かにこれはメリットは多く有るでしょう。
しかし逆に考えると、リスクを全て会社に預けているということは、その会社に何かあった際に共倒れになるのは明白です。
会社の平均存続寿命が10年と言われている現在、まさに今働き盛りの20代、30代の皆さんが、40代、50代になってから転職活動をしようと思っても、厳しい現状が待っています。
そのための備えをしておく、ということはこれからの時代に必要です。
「自分自身で稼げる力を身につけておくこと」
このスキルを身につけることで、会社で何かあった時にも動じることは無くなります。
そのためには、自身で「企画⇒集客⇒実行」という一連の流れを経験してみることが何よりも重要です。
この流れを経験している人としていない人とでは、会社の後ろ盾が無くなった時の行動に差が出ます。
経験している人は、自分自身でお金を生み出すことができますが、経験していない人は転職活動に放り込まれ、以前の会社でしか使えないスキルのみを持っているばかりに、転職活動に苦労する。
この図式が今後一層顕著になってきます。
何かあった時に困らないためにも、また、自分自身のキャリ構築は会社に委ねず自分自身で構築していくために
『自力で稼ぐ力』
を身につけること、そのためにはまずは
『自身の経験を活かして経験価値化型で社内起業家として動く』
ことは、今後働いている人の必須スキルになってきます。
まとめ
ここまで、人事異動という視点から、自力で稼ぐこと、経験価値化型で起業することの重要性について書いてきました。
もちろん、最終的に選択するのはあなた自身です。
サラリーマンとして働くほうがいいという人もいるでしょう。
もちろんそれはその人の考え方なので、他人がどうこう言う話ではありません。
しかし、少なくとも、『自力で稼ぐことができる力』を身につけているのといないのとでは、自身の今後の人生設計も変わってくる、ということは覚えていてください。
『自力で稼ぐことができる力』を身につけていれば、自分の収入もコントロールすることができるようになります。
毎月決められた給料の中で苦労してやりくりする必要は無くなります。
サラリーマンとして1つの収入しか無いのであれば、「40歳でこれくらいで、課長だとこれくらいで、、、」と未来は目に見えています。
しかし、それが突然崩れたとしたら?
いきなりゼロになってしまいます。
そうならないためにも、サラリーマンだからこそ会社+αの収入を取る必要があります。
そうすることで収入も2倍以上にすることができますし、一方が崩れてももう一方でカバーすることができます。
人事異動があるからホイホイと従う。
その状態だといつまでたっても変わりません。
大事なことは依存型人間から自立型人間になること。
あなたはどちらを選びますか?
※まずは上司を上手く利用して社内起業家として働く方法について書いてある記事は以下より
まずは裏で上司を操作してみない?会社、辞めたいと思わなくなるよ!
今日は以上です。
最後までお付き合い頂きありがとうございました!
では、また。

(株)CarpeDiem代表取締役
ValuenceAcademy(バリューエンス・アカデミー)主宰
起業エンジンメーカー
『明日目覚めるのがワクワクする社会の創造』をテーマに<人の可能性を最大化する>事業を展開。
相手の笑顔のシワの1つ1つまで見えるような「距離の近い」事業づくりが目標。
珈琲/イチゴ/エビ好きな旅宿マニア
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